22日よりQLD経由接種済入国者ホテル隔離免除
1月19日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府の発表として、1月18日午後8時までの24時間に41,239人の検査を行い、新たに19,932人がコロナウイルス陽性と判定されたことを伝えている。また、11人が死亡している。
さらに、QLD州政府は、1月22日より、海外からQLD州の空港経由でオーストラリアに入国する旅行者は完全接種済みであれば通常の隔離を免除すると発表した。
海外からの渡航者の入国に際して隔離を免除するのは2020年3月のパンデミック直前にオーストラリアが国境閉鎖を決めて以来初めてのことになる。
現在、コロナウイルス感染症で835人が病院に入院しており、そのうち52人がICUに収容され、そのうち18人が酸素吸入装置を着けている。
16歳以上の人口の接種状況は、2回の完全接種済みは88.8%、1回のみも加えると91.6%が接種している。
アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「海外からQLD州の港でオーストラリアに入国する旅行者は、2回の完全接種済みでかつ入国後24時間以内にRAT検査でコロナウイルス陰性と判定されれば隔離を免除される。この措置は1月22日午前1時より発効する。また、QLD州の16歳以上の人口の90%以上が2回の完全接種済みになるのも来週あたりに予想されている」と発表した。
さらに、「この措置により、航空会社も安心して旅客を輸送できるし、オーストラリアに来る旅行者も安心して旅をすることができる。QLD州住民の接種率がこれほど高まっている時期だからこそ、家族が再会できる機会になる。そのために海外からQLD州に飛んでくる人は安心して航空券を購入することができる。これから、国民も国内旅行ばかりでなく、海外にも旅行できるようになることを願っている。ただし、未接種者は今後も入国後の隔離が義務づけられている」としている。
QLD州では現在6,000人を超える医療従事者が自主隔離または自主検疫している。そのうち、2,766人がコロナウイルス陽性、3,282人が感染者との濃厚接触で自主検疫に入っている。
■ソース
Queensland records 11 COVID deaths, 19,932 new cases and date for quarantine-free international travel set