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NSW州、新たに30,825人陽性、死者25人

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死者、入院患者で前日より減少してはいるが

 1月20日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、1月19日午後8時までの24時間に新たに30,825人がコロナウイルス陽性と判定され、うち迅速抗原検査(RAT)で13,178人、また、73,259人のPCR検査で17,647人が陽性と判定されたことを伝えている。

 ドミニク・ペロテーNSW州首相は、州立学校の教職員不足に対して教職退職者や教育学部学生などを動員して埋め合わせる考えを明らかにした。

 また、現在のオミクロン蔓延状況は、モデリングで今週中にピークを迎えると予測されており、1月20日発表の数字で初めてコロナウイルス入院患者数の減少が見られた。

 NSW州の新学期対面授業回復案は1月20日の全国閣僚会議で提出され、これまでのところでは各州が独自の判断で決めるという結果になっている。

 また、VIC州は医療従事者減少とコロナウイルス患者増加のため、公立病院が逼迫しており、医療崩壊が引き起こされかねない状況になっていることから、州政府が「コード・ブラウン」を発効させた。

 一方、ペロテーNSW州首相は、すでに医療従事者からは救援を求める声が高まっており、ウェストミード小児病院ではICU担当看護師が短時間職場放棄し、病院の現状を訴えたが、ペロテー州首相は、「コード・ブラウン」発効は考えていない、と発表している。

 25人の死者の内訳として、1人は30代の人物、その他の患者もコロナウイルス・ワクチンを3回受けていたが、いずれも重症な基礎疾患を抱えていた。
また、16人はコロナウイルス・ワクチン2回の完全接種、1人は1回のみ、8人は無接種だった。

 コロナウイルス感染入院患者数だけは、前日の2,863人から2,781人へと減っている。また、ICU収容数も前日の217人から212人に減っている。また、68人が酸素吸入装置を着けている。
■ソース
NSW reports 25 COVID-19 deaths, hospital admissions fall

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