州政府、州民へのブースター接種呼びかけ強化
1月27日付ABC放送(電子版)は、VIC州政府の発表として、同月26日午後8時までの24時間に新たに13,755人が陽性と判定されたことを伝えている。また、死者も15人を数えている。
新陽性者の内訳は、迅速抗原検査(RAT)による判定が7,625人、PCR検査による判定が6,130人となっている。また、アクティブな患者総数は119,153人になっている。
この日、ダニエル・アンドルーズVIC州首相は、「職務により完全接種を義務づけている場合には、完全接種の定義をブースター接種を加えた3回の接種とするようになる日も近い」と発言した。
現在、VIC州成人人口の約35%が3回のコロナウイルス・ワクチン接種を済ませている。
同日、全国閣僚会議の前に記者会見したアンドルーズ州首相は、「接種の手続きを考える上で3回目の接種というのはないがしろにできない。将来的に現れる変異株にも免疫を保とうとすると不可欠だ」と語っている。
さらに、「従って、今後、完全接種とは3回の接種を意味することをATAGIや全国閣僚会議で決めることが必要だと考えている。また、3回目の接種の証明を州の接種経済に組み込んでいくことになると考えている。その先でどうなるかはまだ予測できない」と語っている。
ただし、全国閣僚会議後に連邦首相事務所は、「ATAGIが出す勧告を政府が勝手に決めることはできない。ATAGIの決定を待つだけだ」と声明を発表している。
VIC州では現在230万人がブースター接種を受ける資格ができており、また、12歳以上の1回目から3回目までの接種については2月分として219,000用量の予約空きがある。
現在、コロナウイルス感染入院患者数は前日の1,089人から漸減して1,057人になっており、うち、117人がICUに収容され、40人が酸素吸入装置を着けている。
検査から判定通知までの時間が1月初めにはかなり遅れが出ていたが、徐々に回復してきている。
■ソース
Victorian COVID-19 hospitalisations at 1,057 as state records 15 deaths