ただし、オーストラリア・デーで検査回数激減も影響
1月27日付ABC放送(電子版)は、WA州政府の発表として、1月26日午後8時までの24時間の検査で10人がオミクロン株陽性と判定されたが、同日はオーストラリア・デーの休日と言うこともあり、検査回数も普段の3分の2ほどに低下しているため、確実な数字はつかめていないと報じている。
10人はいずれも州内の既知のクラスターとの関連が判明している。
そのうち、8人はパース市、2人は州南西部でいずれも自己隔離に入っている。
また、2人が旅行関係の感染と判明している。
WA州保健局は、26日にカンダーディンでコロナウイルス陽性者1人が見つかったことから、ウィートベルト地域でコロナウイルス症状を感じたら直ぐに検査を受けることと陰性判定が出るまで自己隔離することなどを呼びかけている。
WA州では前日には24人の感染者が見つかっており、そのうち9人は州南西部の大バンブリー地域で発生している。
前日には8,300人強が検査を受けていたが、オーストラリア・デーには5,600人ほどと休日が影響している。
WA州保健局は、現在確認されているアクティブな患者は131人、そのうち17人はホテル隔離中で、112人は自己隔離、2人は病院、そのうち1人はICU収容など所在が確認されている。
マーク・マクガワンWA州首相は、「大バンブリー地域は検査回数も比較的良好で、新しい陽性者も出ていない」と発表している。
さらに、「現在、パース、ピール、州南西部の屋内施設でマスク着用が全面的に義務づけられているが、1月27日午後6時よりこの規制がさらに拡張され、ウィートベルト地域、グレート・サザン地域にも同規制が適用されることになる」と発表している。これにより、実質的に州全域に規制が適用されることになる。
■ソース
WA records 10 new COVID-19 cases, but testing numbers plunge on Australia Day public holiday