新たに9,630人がコロナウイルス陽性判定
2月2日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府の発表として、2月1日午後8時までの24時間に新たに9,630人が陽性と判定され、16人が死亡したと伝えている。死者の中には10歳の児童もいる。
イベット・ダース保健相は、「この数字は非常に高い。死者16人のうちブースター接種まで受けていたのは2人しかいなかった」と語っている。
ジョン・ジェラード主席医務官は、「16人の死者のうち1人は10歳の児童で、非常に重篤な遺伝性の基礎疾患があった。両親にとっては非常に気の毒なできごとだった」と語っている。
アナスタシア・パラシェイQLD州首相もコロナウイルス感染死者の家族に哀悼の言葉を述べ、「初めてコロナウイルスのために幼い子供が亡くなったことを伝えなければならないのは悲しい事態だ。州民の皆様、子供には是非ワクチン接種を受けさせて上げてください」と語っている。
さらに、5歳から11歳までの児童生徒の35%が接種済みだが、対面授業が始まる前にできるだけ大勢の子供に接種を受けさせたいとしている。
ダース保健相は、「16人の死者のうち7人は高齢者介護施設の入居者だった。今日の16人を加えて、QLD州の12月13日以来の合計死者数は219人になる。
ジェラード主席医務官は、「死者は50代から90代に分布している。6人はまったく接種を受けておらず、ブースター接種まで受けていたのは2人だけだった。」と語っている。
さらに、「コロナウイルス・パンデミックが今のような事態になっても健康脆弱者である高年齢層のブースター接種率が低いままだというのは問題だ。もっとブースター接種率を高めなければならない」と語っている。
現在、コロナウイルス感染で764人が入院しており、そのうつ49人がICUに収容され、23人が酸素吸入装置を着けている。
ジェラード主席医務官は、「病院体制の面では以前よりかなり改善されており、そのことはいいことだ。前日には801人が入院していた。大きい数で退院できたことはいいことだ」と語っている。
■ソース
Queensland records 16 new COVID-19 deaths, including a child aged under 10