2回目の接種から3か月後以降ならいつでも可
2月3日付ABC放送(電子版)は、オーストラリアで豪医薬品管理局(TGA)が承認したワクチン接種の細目を決める豪州予防接種技術諮問グループ(ATAGI)が、ファイザー社のコロナウイルス・ワクチンを16歳17歳のブースター接種として投与することを認めたことを伝えている。ATAGIが連邦政府に送ったアドバイスで、ティーンネージャにも3回目のファイザー・ワクチンが安全で有効としている。
同年齢層が受けられるブースター接種はこのファイザー社ワクチン1種のみで、前2回の接種から3か月を経過すればいつでも受けられる。また、このATAGIアドバイスは、2回目の接種当時15歳で現在16歳になっている者も対象になる。また、この年齢層の90%ほどがすでに2回のコロナウイルス・ワクチン接種を受けている。
ATAGIは、「以前の勧告で18歳以上全年齢への3度目のブースター接種を安全で有効としており、今回の新アドバイスは年齢を下に2年拡張したものとなる」と述べている。
さらに、「この勧告は、この年齢層に対する新型コロナウイルスの疫学、疾病負荷の他、ワクチンのもたらす直接的には個人の健康上の利益、間接的には社会への利益、この年齢層に投与する安全性などを基礎としている」と述べている。
また、「16歳17歳のブースター接種は、被接種者が感染するのを防ぐことと、接種を受けたが感染してしまった場合にそれ以上広がるのを抑えることの双方でいくらかでも効果が期待されている」としている。
“It is anticipated that booster doses for 16-17-year-olds will have some effect on reducing 連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、ATAGIの承認を歓迎し、「1月28日にTGAが16歳17歳のファイザー・ワクチン・ブースター接種を承認しており、それに伴い、ATAGIも早々にこの年齢層のブースター接種を勧告したことは喜ばしいことだ」と語っている。
また、「ATAGIは、12歳から15歳までの年齢層のブースター接種についても検討を始めている。この上は、ワクチン・メーカーが若年層の治験を進め、できるだけ早く承認申請を出すことを望む」と語った。
■ソース
ATAGI approves Pfizer COVID-19 vaccine booster shots for 16 and 17-year-olds