州・準州でマスク規則・規制に新たな緩和
2月26日付ABC放送(電子版)は、各州・準州のコロナウイルス概況を伝えている。
ACTは、新たに478人がコロナウイルス陽性と判定され、41人が入院、うち2人がICUで治療を受けており、死者はなし。また、16歳以上の人口の66%がブースターを含めた3回の接種を受けている。この日より、マスク着用規則が大幅に緩和されている。
NSW州では、新たに7,017人がコロナウイルス陽性と判定され、1,130人が入院、うち59人がICUで治療を受けている。また、11人が亡くなっている。一晩以上の入院を要する非選択的な外科手術が2022年1月に停止されていたが、2月28日より私立病院ではパンデミック前の85%にまで回復する。公立病院ではまだ75%までの回復にとどまる。
NTは、98人がコロナウイルス感染症で入院しており、うち7人がICUで治療を受けている。死者はアリス・スプリングズ在住の80代の女性1人で、女性は基礎疾患があり、アリス・スプリングズ病院で亡くなっている。
QLD州は、新たに4,838人が陽性と判定され、うち学童が1,600人を占めている。341人が入院、そのうち25人がICUで治療を受けている。また、8人が亡くなっており、うち5人が高齢者介護施設入居者だった。ジョン・ジェラード主席医務官は、「コロナウイルス感染入院患者は減少傾向にある」と語っている。
SA州は、新たに1,688人がコロナウイルス陽性と判定され、109人が入院し、うち12人がICUで治療を受けている。死者はなし。同州は本日より接客部門のコロナウイルス規制が緩和され、パブ、バー、喫茶店などは席数の75%まで客を入れることができる。ただし、飲食は着席に限る。また、プライベートなパーティでは歌謡、ダンス、立ったままでの飲用が認められる。
TAS州は、新たに792人が陽性と判定され、10人が入院しており、4人がコロナウイルス症状の治療を受けている。また、2人がICUで治療を受けている。死者はなし。
VIC州は、新たに5,874人が陽性と判定され、281人が入院し、うち43人がICUで治療を受けており、15人が亡くなっている。また、同州では25日から規制が緩和されており、高リスクの施設などを除いて屋内でのマスク着用が任意になっている。また、在宅勤務勧告が解除された。メルボルン市の海外留学生も徐々に増えているが、まだコロナウイルス鎖国前の44%にとどまっている。
WA州は、新たに1,098人が国内感染で陽性と判定され、7人が海外で感染したものと判断されいている。15人が入院し、死者はなし。同州は感染者が増加傾向にあるため、各施設は接触追跡のためのチェックイン登録などで協力するよう呼びかけられている。
■ソース
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