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QLD州政府、電気自動車購入補助金制度発表

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「QLDゼロ排気車両戦略 2022-2032」

 3月16日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府の「Queensland Zero Emission Vehicle Strategy 2022-2032」制度発表を伝えた。

 アナスタシア・パラシェイQLD州首相が発表したこの制度は、電気自動車の一括支払い購入に対して州政府から$3,000の補助金が出るという内容で、現在、ペトロールが1リットル$2.20にもなり、これまでの石油価格を押し上げる条件に加えて、2月末に産油国のロシアがウクライナを侵略したことに対して世界のほとんどの国がロシアとの経済断絶措置を取っており、石油価格上昇に拍車をかけている。そのため、自動車燃料高騰は当分続くとみられており、消費者にとっては電気自動車への乗り換えのインセンティブになることが予想されている。

 ただし、すべての電気自動車購入が補助金の対象になるわけではない。

 今後3年間の電気自動車購入補助金制度のため、QLD州政府は4,500万ドルの予算を見込んでおり、さらに1,000万ドルが各地の充電ステーション設立に充てられることになっている。

 補助金対象になるのはまず電池電源式電動機駆動で価格は$58,000を上限としている。マーク・ベイリー運輸相は、「NSW州のように自動車価格上限を$68,000としている州もあるが、QLD州政府は、もともと高価な自動車を購入できる経済的ゆとりのある人に補助することはこの制度の趣旨ではない」と語っている。

 さらに、「州の電気自動車普及率は次第に向上しつつあるが、まだまだ限られている。2021年1月には2,862台だったが、今年になって8,000台になっている。この補助金で電気自動車新車購入が増えれば、近い将来に電気自動車の中古が出回るようになるはず」と語っている。

 また、「補助金制度で自動車メーカーがさらに低価格の車両を発表するようになることを期待している」とも語っている。
■ソース
Queensland’s electric vehicle subsidy scheme has been announced. Here’s what you need to know

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