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SA州議会選挙、ピーター・マリノウスカス労働党圧勝

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連邦選挙を目前に41%開票段階で過半数獲得

 3月19日に行われたSA州議会選挙は即日開票41%開票段階で既にピーター・マリノウスカス党首率いる労働党が25議席当確を果たし、スティーブン・マーシャル現自由党の12議席を大きく引き離して次期SA州政権を獲得した。

 3月19日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送選挙アナリストのアントニー・グリーン氏は、「マーシャル自由党SA州政権はわずか1期で労働党に政権を譲り、マリノウスカス労働党首が第47代SA州首相に就任する。しかも、コロナウイルス・パンデミック後初の現政権が破れる選挙になった」と語っている。

 さらに、「これまでのところでも、自由党4議席が労働党に移った」と分析している。

 同夕にはマーシャル現州首相がマリノウスカス党首に電話して敗北を認めたと語り、「誰もが選挙権を持つ民主主義に生きられることをありがたく思う。州民が選挙権を行使し、新しい政府を選択した。しかし、私達自由党の過去4年間の業績を消し去ることはできない」と語っている。

 グリーン氏は、「マーシャル氏のダンスタン選挙区さえ危ないが、今夜中には確定しないだろう。しかし、アデレード、ニューランド、デブンポート、エルダー選挙区が自由党から労働党に移ることが予想される。また、キング選挙区でも労働党得票が先行している」と語っている。

 自由党を脱党し、無所属に移ったトロイ・ベル、フレーザー・エリス、ダン・クレガン各候補者はマウント・ギャンビア、ナランガ、カベル各選挙区を確保すると予想されている。そればかりでなく、自由党は、スチュアート、フィニスの両選挙区でも無所属候補に追い上げられている。

 今回の労働党は選挙戦術として、コロナウイルス・パンデミックで医療問題を切実に感じている州民の意向を汲み取り、医療問題を大きく掲げている。

 労働党の一人は、「今日の選挙は労働党が攻勢に出た結果だ。労働党が過去何十年も議席を獲得できなかった選挙区を獲得した」と評している。
■ソース
Labor has won South Australian election, Peter Malinauskas to become premier

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