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キッチングVIC州選出連邦上院議員葬儀

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3月10日心臓発作で死去の労働党人権派

 3月21日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、3月10日に突然心臓発作で亡くなったキンバリー・キッチングVIC州選出連邦議会上院議員(52)の葬儀がメルボルンのセント・パトリックス大聖堂で行われたと報じている。

 葬儀での弔辞を読んだキッチング氏の夫、アンドルー・ランデリョウ氏は、「労働党内の意地の悪い一派から手ひどい扱いを受けていた」と語り、労働党内の「イジメ」を非難した。

 キッチング議員死後、彼女の支持者だった人々が、「キッチング議員は労働党内の他派閥議員らからのけ者にされたり、イジメの嫌がらせを受けていた。その心理的負担が心臓発作につながったのではないか」と告発していた。一方、イジメの当事者と目されていたペニー・ウォン、クリスティーン・ケネリー、ケート・ギャラハー3議員がイジメを否定する共同声明をはっぴょうするなどしていた。

 弔辞の中で、ランデリョウ氏は、「労働党議員や党員の中にキンバリーの親米反中的な外交政策観を嫌う人達がいた。その意地の悪い一派の行為についてもっと不快なことも言うことができるが、これだけ言えば十分だろうと思う。キンバリーを支持していた人々は彼女が受けていた仕打ちに対して非情に怒っている」と語った。

 キッチング議員に近しかったビル・ショーテン元労働党党首は、「彼女の死を悼むと同時にさらに前進し、間近に迫っている連邦総選挙で勝利するためにエネルギーを振り向けようではないか。キッチング議員は、米軍撤退のアフガニスタンから30人のアフガニスタンを支援し、オーストラリアのビザを所得するために奔走した」と、労働党議員、労組、党員に更なる前進を呼びかけた。

 ショーテン氏は、2016年にキッチング氏を上院候補者名簿上位に入れたことで批判されたことがあり、弔辞で「現在のように両極化しやすい現在の議会にあって、キンバリーの技能と洗練された態度は伝統的な労働党の強い鼓動以外のなにものでもなかった」と述べている。
■ソース
Victorian Senator Kimberley Kitching’s husband criticises ‘cantankerous cabal’ of Labor figures

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