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今週の豪経済カレンダー−16日に雇用統計発表

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出入国統計も注目−4月の入国者は3分の1まで回復

 14日(火)は、豪統計局(ABS)が3月四半期の住宅価格指数を発表。市場予想は1.4%の上昇となっている。昨年12月四半期は4.7%の上昇だった。

 同日、ウエストパック銀が6月の消費者景況感指数を発表。5月の同指数は、11年ぶりの利上げ(0.25ポイント)を受け、5.6%下落の90.4だった。6月も0.5ポイントの追加利上げによる住宅ローン引き上げ、ガソリン価格の再上昇など家計への影響が懸念される。

 15日(水)は、ABSが5月の出入国統計を発表。新型コロナウイルス感染拡大前、入国者は1カ月当たり平均180万人、出国者が170万人で推移していた。国境を封鎖した2020年第2四半期以降、いずれもほぼゼロに。国境再開を受けて4月の入国者は57万5,500人、出国者は61万1,000人まで回復している。豪経済の本格的再開に不可欠な外国人観光客や留学生、移民の増加ペースが注目される。

 16日(木)は、ABSが5月の雇用統計を発表。4月の雇用者数は4,000人増だった。5月のウエストパック銀の予想は5,000人増、市場予想は2万5,000人増。4月の失業率は3.9%だった。5月のウエストパック銀と市場の予想はいずれも1ポイント下落の3.8%。

 海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が14日(火)〜15日(水)に開催。6月に引き続き、0.5ポイントの米政策金利引き上げが想定されている。米中央銀行の連邦制度準備理事会(FRB)は、1970年代のオイルショック以来約40年ぶりの高いインフレを退治するため、金融引き締めを強化。米金融政策が世界経済に与える影響は非常に大きい。パウエルFRB議長がFOMC後の会見で、どのような金融引き締めのスタンスを示すかも注目だ。

■ソース

Westpac Institutional Bank “Australia & New Zealand Weekly – Week beginning 13 June 2022

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