「ギャングの不文律破り女性を狙った」と警察 シドニー南西部の銃撃事件

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組織と関連があった48歳女性への計画的犯行 39歳女性は巻き添えか

Photo: Tom Def on Unsplash

 シドニー南西郊外リーズビーの住宅街の路上で13日夜、女性2人が車中で銃撃され、殺害された事件。ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州警察は、殺された2人のうち48歳の女性を狙った犯罪組織による計画的犯行だとの見方を強めている。現時点で被害者の氏名や素性などは明らかにしていない。

 公共放送ABC(電子版)によると、NSW州警察は以前から、殺害された48歳女性を組織と関連のある人物としてマークしていた。州警察のダニ−・ドハーティ刑事局長は14日、「48歳女性は、警察が把握している別の人物らと過去に関係があったため、狙われたとにらんでいる」と述べた。

 一方、48歳女性の隣に座っていた39歳女性は、抗争とは無関係だったもようだ。48歳女性への銃撃の巻き添えを食った可能性が高いという。また、女性2人が乗っていた車には、運転手の20歳男性と16歳女性の合計4人が乗車していたが、2人が無傷だったのは「信じられないほど幸運だった」(ドハーティ刑事局長)。

「男も女も無差別に攻撃する」

 今回の銃撃は、シドニーのギャング抗争の質の悪化を示しているという。ドハーティ−刑事局長は「かつての犯罪組織には、家族や女性に手は出さないという暗黙のルールがあった。そうした不文律が捨て去られている。彼らにとって、そんなことはもう関係がないんだ」と指摘した。

「事件は、彼らのモラルが地に落ちたことを示している。男であろうと女であろうと無差別に殺害する。私はそれを非常に心配している」(同刑事局長)

■ソース
‘Targeted hit’: Detectives say shooting of two women marks a new low in Sydney’s gang violence(ABC News)

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