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ライオン5頭が檻から逃げ出した シドニーの動物園

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1頭に麻酔銃、4頭は安全に誘導 職員らは無事

タロンガ動物園のライオン(Photo: Cassie Lafferty on Unsplash)

 オーストラリア最大の都市シドニーにあるタロンガ動物園で2日朝の開園前、ライオンの5頭が檻から逃げ出す騒ぎがあった。5頭は安全なエリア内に戻り、現場の職員にケガはなかった。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 ライオンが逃走したのは2日午前7時ごろ。シドニー市内北部モスマンにあるタロンガ動物園のライオン宿舎から、成獣1頭と子ども4頭が柵から出たとの通報を受け、警察官が駆けつけた。

 5頭は、宿舎にある2つある柵のうち内側の1つを抜け出して通常の飼育エリアから外に出ていた。動物園はこのうち1頭に麻酔銃を発射するとともに、4頭を柵内に安全に誘導することができたため、飼育係などの職員にケガはなかった。動物園内でキャンプしていた一般客も無事だった。

 ライオンがどのように内側の柵を抜け出したかは現時点では分かっていない。同動物園のサイモン・ダフィー園長は「詳細は不明だが、ライオンは防御柵を越えて園外に出てはいない。全頭が宿舎に戻り、監視下にある」とABCに述べた。

 動物園はこの日、通常通り開園したが、ライオン宿舎の公開は取りやめた。

 タロンガ動物園は非営利団体のタロンガ・カンバセーション・ソサエティーが運営。シドニー有数の観光地としても知られ、2,000種以上の動物を飼育している。

 2021年8月にはアフリカライオンのメス「マヤ」が5匹の子どもを生み、話題を集めた。その親子が今回逃げ出したライオンかどうかは不明。

■ソース
Taronga Zoo investigates after five lions found outside enclosure, ‘emergency’ sees staff sent to ‘safe zones’(ABC News)

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