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オーストラリア「先住民の声」改憲案 今年後半に国民投票目指す

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アルバニージー首相が支持呼びかける

今年後半の改憲国民投票を目指すオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相

 オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相(労働党)が、同国の憲法に「先住民の声」を明記する与党の改憲案への支持を国民に訴えている。

 アルバニージー首相は6日、首都キャンベラのチフリー・リサーチ・センターでスピーチを行い、改憲案について「急進的な主張ではなく思慮深いものだ。先住民が彼らの生活に影響を与える政策や決定について意見を述べることができるという、わかりやすく、きわめて重要で、現実的なものだ」と呼びかけた。

 また、首相は「間違った情報」が改憲の動きを阻止しているとして反対の動きをけん制。反対派が「文化的な戦争」を仕掛けていると批判した。

 改憲案では、先住民「アボリジニおよびトレス海峡島しょ民」が「ファースト・オーストラリアン」(最初のオーストラリア人)であることと、「先住民の声」を国政に反映することを明記するとしている。

 改憲案は22年5月の連邦選挙で当時最大野党だった労働党が公約に掲げていた。選挙に勝利して9年ぶりに政権を奪還したアルバニージー首相は、今年下期(7月〜12月)に改憲の是非を問う国民投票を実施する意向だ。

■ソース

ADDRESS TO THE CHIFLEY RESEARCH CONFERENCE(Speech, Prime Minister of Australia)

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