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複数の遺体を無人潜水艇が発見 オーストラリア陸軍ヘリ墜落事故

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機体に「壊滅的な強い衝撃」と司令官 生存は絶望的に

生存が絶望死されているオーストラリア陸軍第6航空隊所属の乗員4人。左から、マックスウェル・ニュージェント中尉、ジョセフ・レイコック准士官、アレクサンダー・ナッグス伍長、ダニエル・ライオン大尉(Photos: Department of Defence)

 オーストラリア北東部クイーンズランド州沖のハミルトン島付近の海上で7月28日夜、多国間軍事演習「タリスマン・セイバー」に参加中の陸軍ヘリ「MRH-90タイパン」が墜落し、乗員4人が行方不明となっている事故で、同国国防軍は3日、海底で複数の遺体を発見したと発表した。捜索にあたっていた海軍の無人潜水艇が2日、水深約40メートルの海底で、激しく損傷した操縦席などのヘリの破片とともに見つけたという。

 陸軍のグレッグ・ビルトン共同作戦司令官は会見で「破片は(墜落時に)壊滅的な強い衝撃があったことを示している。同じ地点で身元不明の遺体(複数形)を発見したことを確認した」と述べた。行方不明となっているヘリの乗員4人のうち数人または全員のものと見られる。

遠隔操作で捜索を行う海軍の無人潜水艇=7月30日、オーストラリア北東部クイーンズランド州沖ハミルトン島付近(Photo: Department of Defence)

 同司令官によると、海軍の補助艦「リライアント」が24時間以内に遺体の引き上げ作業を開始する。現場の海況が悪いため作業に時間がかかる見通しだ。

 これに先立ち、国防軍は1日、乗員の生存は絶望的だとして、家族に追悼の意を表明していた。軍によると、墜落したヘリには、いずれもシドニーのホルズワーシーにある陸軍第6航空連隊所属のダニエル・ライオン大尉、マックスウェル・ニュージェント中尉、ジョセフ・レイコック准士官、アレクサンダー・ナッグス伍長の4人が搭乗していた。

■ソース
Transcript of media update in Brisbane(Department of Defence)





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