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越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭/書家れんのつきいち年中行事 第184回

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 ご機嫌いかがですか、れんです。

 「南魚沼産コシヒカリ」で有名な日本有数の米どころ新潟県南魚沼市浦佐にある越後・普光(ふこう)寺では、3月の第1土曜日の夜、「越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭(えちごうらさびしゃもんどうはだかおしあいたいさい)」が開催されます(2024年は3月2日開催)。

 今から1200年以上前の平安時代末期、将軍・坂上田村麻呂がこの地に御堂(みどう)を建てて守護仏の毘沙門天を祀(まつ)り、部下の将士や村人らと共に国家安穏と戦勝、更には五穀豊穣・家内安全・身体健康を祈願し、祝宴を開いて士気を鼓舞したことが起源とされています。ちなみに七福神の一柱(ひとはしら)でもある毘沙門天(四天王として祀られる時は多聞天と呼ばれる)は闘神であり、越後の戦国武将・上杉謙信が崇拝していたという話は有名です。

 かつては正月3日に御堂の唐戸(からど)を開いてご本尊の御簾(みす)を上げて御開帳していました。毘沙門天の信者が各地から大勢集まり、皆誰よりも早く参拝しようともみ合い押し合います。それに除災招福のための水行も行われたこともあって、次第に裸になる者が増え、ついには全員裸でご本尊にぬかずくようになったことが、今の押合大祭へと受け継がれています。

 当日は日が暮れると男たちが1本30キログラムほどもある大ろうそくを抱えて寺へ。その数およそ100本。敷地内の池での水行を経て押し合いが始まります。大ろうそくを担いだ半裸の男たちが御堂へ突入すると舞台上から餅がまかれます。「まくぞまくぞ」の呼びかけに「まけよまけよ」と応えながら熱く激しい押し合いが続きます。最後は「サンヨーサンヨー」と叫びながら輪になって回り、堂内は凄まじい熱気に包まれます。

れん(書家/アーティスト)

アーティストとして永住権取得。作品“ふるさと”が国有財産として在豪日本国大使館蔵。豪・日・ドバイ・NZで作品展、大書ライブ、workshop多数。ハリウッド映画『The Wolverine』製作に参加。シドニー総領事表彰。元号“令和” (総領事館蔵)、日立豪 “協創”揮毫。豪五輪委員会で応援大書。書道教室。LINEスタンプ販売中。
Web: renclub.net / Email: renclub@gmail.com / 動画: youtube.com/user/renclub





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