QLDで安全・快適ライフ 第63回
いじめに遭ったら
明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって良い年になるよう、お祈り致します。
さて、COVID-19のパンデミック後、アジア人に対する差別が散見されています。そこで「いじめ」と「ネット上のいじめ」について考えてみます。「いじめ」の定義は「一定の個人やグループから繰り返し、言葉や肉体的暴力、または社会的な望まない行為・攻撃を受けたことにより、精神的・社会的・肉体的な苦痛を被る行為」です。また「ネット上のいじめ」とは、「ソーシャル・メディアやテクノロジーを利用したサイバー空間上のいじめ」です。具体的な例は以下になります。
◎言葉のいじめ:からかい、嫌がっていることを言う、あざける、脅す
◎社会的いじめ:阻害、無視、周りに友達になるなと言う、噂を流す、恥ずかしめる
◎暴力:暴力をふるう、足を引っ掛ける、不適切なサインを送る
◎ハラスメント:噂を広げる、嫌なメッセージやテキストを何度も送り付ける
◎なりすまし:他人や本人になりすまし、望まない行為を行う
◎写真・動画:盗撮した写真や動画を使いSNSやテクノロジーで拡散すると脅す。または拡散する。
◎社会的いじめ:阻害、無視、周りに友達になるなと言う、噂を流す、恥ずかしめる
◎暴力:暴力をふるう、足を引っ掛ける、不適切なサインを送る
◎ハラスメント:噂を広げる、嫌なメッセージやテキストを何度も送り付ける
◎なりすまし:他人や本人になりすまし、望まない行為を行う
◎写真・動画:盗撮した写真や動画を使いSNSやテクノロジーで拡散すると脅す。または拡散する。
子どもの以下の兆候に気を付けましょう。いじめを受けている場合が考えられます。
不意のけがが多い、不登校、食事の好き嫌いが変わった、不眠、成績が落ちた、勉強に身が入らない、急に友人がなくなる、人と関わりたがらなくなる、自信がなくなる、悲しみと孤独感の増加、自傷行為、投げやりになる
お子さんがいじめに遭っている場合は、以下に注意して本人に事情を聞きましょう。
1. 何を言いたいのか穏やかに聞いてあげる。
2. 決して子どもを責めるようなことを言わないようにし、寄り添いながら子どもに話してもらい、いろいろと聞き出す。
3. どうして欲しいのか確認する。
4. いじめについて子ども自身に考えさせるのも重要。指示をしないように心掛ける。
5. 学校に連絡を入れ、校長・副校長に会う。更に、常に状況をモニターする。
2. 決して子どもを責めるようなことを言わないようにし、寄り添いながら子どもに話してもらい、いろいろと聞き出す。
3. どうして欲しいのか確認する。
4. いじめについて子ども自身に考えさせるのも重要。指示をしないように心掛ける。
5. 学校に連絡を入れ、校長・副校長に会う。更に、常に状況をモニターする。
Japan Community of Queensland Incは、クイーンズランド州政府からの補助金を得て日本語での「いじめ」対策の情報を発行しています。ダウンロードが可能です。
■Web: www.jcq.org.au/ja/projects
■Web: www.jcq.org.au/ja/projects
このコラムの著者
平野尚道
QLD州警察ゴールドコースト(GC)地区・日本担当リエゾン・オフィサー。GC日本人会会長を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCで異文化育成担当を9年務めた後、現職。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にGC市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞