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サーファーにおすすめの旅行先

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海のリズムに合わせて暮らす 波乗り天国シドニーの魅力
Surfing Sydney

サーファーにおすすめの旅行先

サーフィンに夢中になってくると、旅行も普通の観光では面白くなくなってくる。特色のある国内のサーフィン旅行のデスティネーションを3カ所、紹介してみたい。

サンシャイン・コーストの高級リゾート、ヌーサ。サイクロンのうねりが届けば、国立公園の岬沿いに何百メートルも乗れる、長く美しい波が出現する(Photo:Tourism and Events Queensland)サンシャイン・コーストの高級リゾート、ヌーサ。サイクロンのうねりが届けば、国立公園の岬沿いに何百メートルも乗れる、長く美しい波が出現する(Photo:Tourism and Events Queensland)

SUNSHINE COAST, QLD
サンシャイン・コースト

カップルにお薦めなのが、クイーンズランド州サンシャイン・コーストのヌーサ。オーシャン・ビューの豪華なホテル、コンドミニアム、ホリデー・ハウス、洒落たブティック、高級料理店などが軒を連ねる国内屈指の高級リゾートで、サーフィンをしないパートナーも飽きさせない。町のはずれにあるヌーサ国立公園は、コアラがいるユーカリの原生林を散策したり、砂浜で昼寝したり、のんびりと過ごすのにいい。

 コアラが昼寝するヌーサ国立公園の岬沿いに、オーストラリアでも指折りの長い波が崩れていく(Photo: Tourism and Events Australia)
コアラが昼寝するヌーサ国立公園の岬沿いに、オーストラリアでも指折りの長い波が崩れていく(Photo: Tourism and Events Australia)

だが、サーファーにとってヌーサの最大の魅力は、魔法のような美しい波にある。南太平洋上のサイクロンから波長の長い北東うねりが届くと、国立公園の岬沿いに規則正しく崩れる、500メートル以上は乗れる長いライト・ハンダー(右から左に崩れる波)が出現する。風向きは南西から南がベスト。波質はそれほどハードではなく、中級者やロング・ボーダーにも優しい。町に近いメイン・ビーチは波が小さいので、子どもやビギナーも楽しめる。ベスト・シーズンはサイクロンが多い夏。ヌーサに波がなくても、南側にあるサンシャイン・ビーチなどでは小波でサーフィンできる。

朝焼けの中、冷たい南極海を旅してきたワイルドな大波と戯れるサーファー=ベルズ・ビーチ(Photo:Jamie Davies)朝焼けの中、冷たい南極海を旅してきたワイルドな大波と戯れるサーファー=ベルズ・ビーチ(Photo:Jamie Davies)

GREAT OCEAN ROAD, VIC
グレート・オーシャン・ロード

ビクトリア州のグレート・オーシャン・ロードは、ドライブ旅行にお薦めだ。メルボルンの南西約100キロに位置するトーキーから、海食柱で有名なトゥエルブ・アポストルズ(十二使徒)を通り、州南西部に至る全長243キロの海岸線には、ビッグ・ウェーブのスポットとして世界的に有名なベルズ・ビーチをはじめ、クオリティーの高いリーフ・ブレイクが点在している。

海水温が低いので、夏でもウェットスーツが必要だが、うねりと風のコンディションが合えば、良い波に巡り会えることは間違いない。

プレミアム・ワインの産地としても有名なマーガレット・リバー。インド洋の巨大なうねりが押し寄せるビッグ・ウェーブの宝庫だ(Photo:Tourism Western Australia)プレミアム・ワインの産地としても有名なマーガレット・リバー。インド洋の巨大なうねりが押し寄せるビッグ・ウェーブの宝庫だ(Photo:Tourism Western Australia)

MARGARET RIVER, WA
マーガレット・リバー

西オーストラリア州パースの南方約280キロ。マーガレット・リバーではビッグ・ウェーブと名物のワインが同時に楽しめる。海から上がった後、インド洋に沈む夕陽を眺めながら、地元産のプレミアム・ワインを乾いた喉に流し込む瞬間は格別だ。

人の背丈の4倍以上の巨大なうねりでもサーフィン可能なメイン・ブレイク、コワラマップ・ベイ、インジダップ・ビーチなど、ハワイに匹敵する大波のリーフ・ブレイクが数多く存在している。ベスト・シーズンは風が比較的穏やかな夏。浅い岩棚で崩れる危険な波ばかりなので初心者向きではないが、ビッグ・ウェーバーを目指す上級者にとっては、この上ない修練の場となるだろう。

注:新型コロナウイルス感染拡大防止のための移動規制に注意してください。地域によっては不要不急の移動が禁止されている場合があります。なお、ロックダウン中の地域内であっても、エクササイズの一環としてサーフィンは認められていますが、ビーチが封鎖される場合がありますので当局の最新の発表を必ず確認しましょう。
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