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手軽なマゴチのルアー・フィッシング

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クイーンズランド州の釣り情報 第165回
手軽なマゴチのルアー・フィッシング

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 手軽なルアー・フィッシングで、高級魚といわれているマゴチを狙ってみましょう。ダスキー・フラットヘッド(Dusky Flathead)と呼ばれているマゴチは、浅い沿岸やラグーン、汽水の川など広範囲に生息しています。

 このマゴチは、マングローブの中などに生息している甲殻類や小魚などを主に捕食していますので、ルアーはそれらのものに似た形状やアクションをするものを使うのがコツです。

 ジグ・ヘッドと呼ばれる、針の先にオモリが付いたものにワームと呼ばれるソフト・プラスチックでできたルアーをセットして使うのが一般的です。私は「Gulp!」というシリーズのエビに色形、匂いまで似せたルアーをよく使います。

 マゴチは、満潮時にはマングローブの奥などにいることが多くて釣りづらいですが、干潮時には干上がったクリークの河口などの少し水深がある場所に移動してきます。

 干潮時に砂の上を歩きながら、少しだけ深くなった場所を移動しながら狙うと、大物との出合いのチャンスが多くなります。

 干潮時になると、マングローブの奥にいたマゴチの餌である小魚などは水が引くのと同時に深みへ出て来ます。ただ深い場所ではなく、大型の捕食魚に狙われづらい、水深が数十センチしかないような浅い場所を群れで移動することが多く、マゴチはそれより50センチメートル~1メートルぐらいの場所から餌を狙っています。そのため、ルアーをキャストする場所は同じく水深が50センチ・メートル~1.5メートルくらいの場所がお薦めです。こんな場所で大物のマゴチが? と思うかも知れませんが、この浅めの場所こそマゴチのポイントなのです。

 なお、クイーンズランド州のマゴチの制限サイズは40センチメートル以上75センチメートル以内で、1人5匹まで持ち帰ることができます。

 また、ノース・クイーンズランド州の陸釣りをする場合は、くれぐれもクロコダイルに要注意してくださいね。

このコラムの著者

フィッシング・ライター:金園 泰秀

フィッシング・ライター:金園 泰秀

東京のIT関連会社のシドニー駐在中、オーストラリアの大自然に魅せられ役員職のサラリーマンから一転スピンアウトし、子供の頃からの趣味だった釣り
業界の世界に飛び込み、日本の釣り技術の紹介や当地の釣りを全世界に発信してきた。現在は趣味としての釣りやセーリングも楽しんでいる。

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