豪州ラグビー通信
文=YASU
ワールド・カップ・イヤー、ワラビーズは !?
不振であった昨年からの飛躍に期待!
2018年のテスト・マッチ13戦を4勝9敗で終え、世界ランクが6位まで落ちたオーストラリア代表「ワラビーズ」。マイケル・チェイカHCを始め、コーチ陣の一新を求める声も囁(ささや)かれていますが、例年になく、新たに頭角を現す若手選手が出てこないことも悩ましい状況です。
既にベテランとなった現キャプテンのマイケル・フーパー(FL)、そしてデイビッド・ポーコック(FL)、ウィル・ゲニア(SH)、バーナード・フォーリー(HB)などはいずれも、代表デビュー以降、チームの中心選手として活躍し続けています。また、NRL(ラグビー・リーグ)並びにAFL(オージー・ルール)からの転向でラグビー・ユニオンにおいても世界的大スターとなっているイズラエル・フォラウ(FB)も、デビュー当初からチームにおけるポジションを不動のものとしてきました。
彼らのような選手たちが次世代から出てこないこともあってか、マイケル・チェイカHCにとっては試行錯誤の采配を繰り返した2018年であったように感じます。これをどう捉えるか。結果が出なければチーム首脳陣がたたかれるのは当然のこと。しかしながら、ワールド・カップを控えた年であったことを考慮し、勝敗にかかわらず、選手たちの可能性を信じ続けその姿勢を貫いたのであれば、今年の本番に期待したいところです。
わずか15カ月の短期間で代表HCの退任、辞任が続いた時期に、3人目のHCとしてワラビーズを任されたのがマイケル・チェイカ。この時既に前回のワールド・カップ(2015年)までには1年を切っていた状態でした。しかし、大会本番では決勝でニュージーランド代表「オール・ブラックス」に敗れたものの、見事チームを準優勝に導き、同年の世界最優秀コーチ賞にも選ばれました。さて、今年のラグビー・ワールド・カップ日本大会、ワラビーズの大躍進に期待!
Sunday Footy!
毎週日曜日(10:30AM~12:30PM)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加下さい!
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