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不動産のスペシャリストに聞く!
今が買いの理由2022

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GIM Capital Professional Pty Ltd グローバル・インテリジェンス・マネージメント

鶴美枝氏 
豪州及び日本の顧客から厚い信頼を集め、長期にわたり豪州不動産販売のアドバイスやサポートを手掛けている「GIM Capital Professional Pty Ltd」。同社が提供するサービスの特徴や、豪州不動産市場の今後の動向などについて、話を伺った。


──御社のサービスの特徴や強みについて教えてください。

 弊社では、さまざまなお客様のご希望に合うよう5500戸以上の豪州不動産を用意し、卸値価格のままで提供しています。好ロケーションの優良物件を厳選し「卸値価格」という最安値で販売することで「結果」をお見せし、皆様に喜んで頂いている点が強みです。「ご自宅用であれば、お客様の要望に合う地域の品質の良い物件を無事にご購入・決済が成功するようサポートします。また、投資物件は長期にならずとも物件価値の上昇や、家賃の値上がりが見越せるような地域・物件・時期を分析してご案内しています。

 今年で創業12年ですが、顧客満足度の高い結果を基に、複数の物件を買い足すお客様も多く、既に5件の物件を保有中の人も豪州及び日本にいらっしゃいます。皆様の信頼にお応えするべく、日々新規物件の研究やリサーチに余念し、新情報も仕入れています。先日、支店を数多く経営する不動産会社の先輩と懇談した際、「卸値価格で販売するのはGIMだけだよ」と笑われました。しかし、弊社は自社の利潤を追うより、物件を購入されるお客様が得をした方が良いと考え、「顧客の満足と成功」をゴールとして今後も事業を展開します。

豪州最大級のデベロッパーであるメリトンの創設者兼社長
ハリー・トリグボフ氏(左)の誕生日パーティーに出席した鶴氏(右)

──現在、転換期を迎えていると言われる豪州不動産市場の今後の動向について伺えますか。

 昨年は、土地と戸建て住宅の価格が急騰しました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、やはり家庭が大事という考え方や、リモートワークの普及、ロックダウン中でも我が家で幸せに暮らしたいと思う人が増えたことが原因だと考えられます。「暮らしや住まい」に対する意識が更に強くなり、より良い生活つまり戸建住宅に住むという夢を持つ人びとの要望が形になったのではないでしょうか。豪州はもともと大地が広く、昔は家の敷地が広大で当たり前でしたが、移民の国という点から人口は増えつつあり、都市集中が顕著なことで、どうしても住居の価格が高くなりやすい傾向にあります。

 今年は土地価格が上昇したことに加え、建材費用や人件費が上がったことで、集合住宅の買値と家賃が上がるでしょう。しかし、物件によっては完成直前での割引や業者に対してのみの値引きもあります。昨年ロックダウン期間が長く続いたVIC州には、市場が上昇しなかった地域など、新興住宅地を中心にまだ存在します。州の平均戸建住宅が既に1ミリオンを超える中、シティーから電車で35分の場所で、3ベットルームの高品質戸建て住宅が50万ドル代で購入できるのはまれな機会だと思います。

「夢の住まい」「理想の投資」と言っても、それぞれ描く未来が異なるでしょう。芝生がある広い庭や、モダンで清潔なキッチン、バスタブのある2階建一軒家を望む人がいれば都心部の便利なアパートを望まれる方もいらっしゃいます。

 弊社は、豪州最大級のデベロッパーや大手建築会社とも契約を結び、お客様が幅広く自由な選択ができるよう体制を整えています。どのような物件がお望みか個人面談でお伺いし、最も条件に合う物件を案出していますので、ご安心くだ
さい。

 弊社が取り扱った最安値の物件を例に挙げますと、数年前、QLD州の将来性のあるエリアで2ベットルームのタウンハウス(駐車場、庭付き)を27万5,000ドルでお届けしました。その物件は、現在急激に値上がりしました。また、今年NSW州のエリザベスベイという都心に程近いエリアのステュディオで29万ドルと、シドニーでは比較的価格が低い物件もご用意していました。近年、とても早く売り切れてしまう傾向があるので、お早めにご相談ください。

──賃貸物件に住み続けるより、物件を購入することで得られるメリットの方が大きいのでしょう
か。実例などありますか?

 不動産購入は、富裕層に向けてのイメージが強いと思われている人が多いという考えに、私は違和感を感じています。富裕層の人のみならず、どなたでも「住まい」は必要なはずです。若い人に限らず、すでに退職を迎えられた年配の方々でも、「住居」は必要不可欠で、ファミリー層には暖かい家や家庭が必要です。昨年は、自身の住まいを購入された独身や、ファミリーの方々が多かったのですが、ほとんどのお客様が家賃を払うよりも安い支払いで済んでいると聞いており、「不動産購入=富裕層」だけだという考えは間違っていると思います。

 弊社の場合、日本にいらっしゃるお客様も多くご購入頂いていますが、それは未来志向で、空室がほとんどなく価値と家賃が上がりがちで法的保護も厳格な豪州不動産への信頼があってのものだと思われます。投資家のみならず一般のビジネスマンや独身女性、将来ご家族で豪州への留学を希望される方など、幅広い層の方々に支持されています。弊社は、セミナーや無料面談を実施しています。セミナーは、本社やノース・シドニー、他州でも開催しており、「大変役に立った」という参加者の声の率が98%以上と大変好評です。ぜひ、お気軽にお試しください。

 以前は、年に3~4回、海外不動産愛好会から招かれ日本で講演していましたが、現在はオンライン・セミナーも積極的に行っています。最初は、日本の皆様に豪州不動産の実情を聞いて頂けるだけで幸せでしたが、お届けしている物件のそれぞれの成功例や、弊社が伝えている豪州不動産の説明に間違いがなかったこと、そしてその将来性をご理解頂く賢い方々に支えられ、ご購入者はますます増えています。コロナ禍であっても、その傾向は変わらず、まだ豪州にお越しになったことがない人や、現地を訪問せず、物件も見ないままでもご契約頂いており、信頼に応えられるよう真摯に対応しています。

 例えば、一昨年前、ブリスベン北部の3ベットルームのタウンハウスを39万ドルでご購入頂きましたが、現在は60万ドルでもなかなか新規の優良タウンハウスは出てきません。また、ブリスベンとゴールドコーストの間に位置する一軒家(土地・庭付き)を多くの方々にご購入頂きましたが、昨年の1月までは40万ドル前後でした。しかし、現在70万ドル以下で新規物件を見つけるのは難しいです。同様にゴールドコーストの物件も1年で15万ドル程の値上がりを期しました。比較的安価なQLD州でも明らかな価格上昇が見られましたが、それらの値上がり部分を担保価値として次の物件に利用することができるため、豪州では複数買いが盛んなのです。そのため弊社のお客様から、ご購入から2年経過し「また何か良い物件を」とご要望を頂くことも多いです。

──御社は、豪州のデベロッパーとの交流も深いそうですね。

 先日、豪州最大級のデベロッパーであるメリトンの創設者兼社長であるハリー・トリグボフ氏の89歳の誕生日会に招かれました。日本人で唯一招待して頂いた業者としてお会いできましたが、豪州の長者番付けで現在6位(2022年3月付)の方とお話しできたこと自体大変名誉だと思い感謝しています。

 メリトンは7万8000棟のアパートを完成させ、現在も都心近くや副都心のパラマタ、ゴールドコーストのビーチ沿いや駅前などに魅力的な物件を数多く販売しています。豪州在住者だけでなく日本からも利子支払いのみの有利な融資もあり好評です。弊社では、業者割引としてメリトンの物件を4%値引きで取り扱っています。そのような特別対応を受けさせてもらえるようになったのも、多くの方々の優良住宅取得のお陰です。これからも皆様のお役に立てるよう、すばらしい住まいの提供会社とご家族、個人が満足できる不動産確保のお手伝いを続けていければ幸いです。また、日本人の皆様に豪州不動産をより身近に感じて頂けるよう今後も精進して参ります。

 特にお客様には、「押し売り」ではなく、どうすれば「不動産購入に成功できる」のかを丁寧に説明し、「皆様を勇気付ける」のが最も大切なことだと思っています。不動産は、大きな買い物だからと言ってむやみに恐れるのではなく、正しい知識を得て納得し、ご安心頂いてから大事なご自宅、不労資産を手に入れて頂きたいです。

──不動産投資の失敗例やリスク、アドバイスなどはありますか。

 弊社は、さまざまな情報を総合的に用いることに加え、現地に強い専門家からのヒアリングなどをしっかり行っているため、これまで決済失敗例がありません。購入前に詳しくご説明していることも勝因の理由でしょう。しかし、他社からの申し込みで住宅サイクルを間違って理解し逆ぎゃくざや鞘となり、困難を迎える方々も拝見しています。

 弊社は、2018年にあるシドニーの金融機関主催のセミナーで、「今シドニーのオフザプランを購入すると査定が下がるサイクルにあるため危険である」と明言いたしました。数十人の参加者の前でしたが、そこで偽った情報をお伝えして失敗に至るのは良くないと判断したのです。結果、2020年は新型コロナウイルス感染症が拡大する以前もそうでしたが、コロナショックでより査定が下がり、経済困難を迎えたことで、購入契約をしたにもかかわらず、頭金を失ってしまったり違約金支払いになったりと残念な結果を迎えた方々も他社のお客様にはいらっしゃったと聞いています。

 不動産購入にはさまざまなリスクがありますが、慎重に、各専門家の意見をきちんと聞き、サポーが手厚い会社に依頼することが成功の秘訣であるという思いから、常々努力しています。例えば、保険会社が定めるリスク・エリア物件や、集団訴訟物件、元産業廃棄物跡地を販売する会社もありますが、最低限その事実を伝えるべきだと思っています。

 弊社の場合、提携している日本人や他の弁護士が豪州できちんと丁寧に説明してくれ、公正かつ法に基づいた販売を行っています。残念ながら、「住所を偽って販売する」「価格を法外に割り増す」「オークションをしていないのにしたと売主に報告する」など、倫理観に疑問を感じざるを得ない業者の存在を耳にすることがあります。以前、「他社で購入時に計6時間もの営業電話があったのに決済時には電話が通じなくて困っているので助けて欲しい」と連絡がきたこともありました。もちろん各社によってポリシーは異なるとは思いますが、社会的責任が問われます。不動産業界が「クリア」で不正、不法行為がないものであって欲しいと強く望んでいます。時に、同業者として驚かされることがありますが、少数派であっても顧客を支え続ける会社として今後も活動して参る所存です。

──オンライン・プラットフォームの活用など、日本の不動産会社と提携してサービスを提供していると伺いました。

 弊社は、日本の方々からのご要望で、さまざま関連会社などと連携しています。今年、日本で活躍されているオンライン不動産情報サイトと協業できる運びになりました。まだサービスが開始されてからそれほど時間が経っておらず、多くの物件を掲載していないのですが、少しずつ日本の不動産愛好家の皆様に豪州の物件をご案内しています。

 サービスがスタートした初月に、弊社が取り扱う物件の閲覧者数が最も多くなり、1000件を超えたと伺い驚かされました。より詳しくご理解頂けるよう、今後はオンライン配信なども合同で行い、徐々に豪州不動産のファンを増やしていきたいです。

 また、そのサイトでは、単に物件情報が見られるだけでなく、売り手の気持ちやその不動産を愛している人であれば、破格値での購入が実現可能となるような交流の場も提供されます。例えば、船付きで港近くの住居があったり、林の中の一軒家があったりと見ているだけでも楽しめます。日本全国の物件が詳しく掲載されているので、日本に帰国したい方々にとっても活用し甲斐があるのではないでしょうか。弊社では、そういったサービスへの賛同はもちろん、各専門家のご紹介や物件購入、相談、面談を無料で行っています。本社での毎月のセミナーも再開しました。ぜひお気軽にお問い合わせください。

GIM Capital Professional Pty Ltdのお薦め物件

Queen’s Wharf / B risbane (QLD)

国内での移住希望が増えたブリスベンは、2032年の五輪開催都市に決まり、ますます人気が高まっている。「クイーンズ・ワーフ」はブリスベン都心部に位置する新名所に。クイーンズ・ワーフの一角にある一押し物件は、1ベッド58万ドル~。

House / Melbourne (VIC)

都心部まで電車で35分の距離に位置するメルボルンの一軒家。優良会社が建設しているため安心。メルボルンは、世界一住みやすい都市として知られ将来性が高い。今のうちに一軒家を確保することをお勧め。3ベッド55万ドル~(土地、庭、駐車場付)。

Apartment / Sydney (NSW)

ファミリーに最適な103㎡の広いアパートメント。教育水準の高いエリアとして注目される、シドニー中心へ電車で直通20分と便利な場所に位置し、近隣に買い物施設があるなど住みやすい条件がそろう。2ベッド+スタディ82万9,000ドル~。戸数限定。

鶴美枝(ツルミエ)

日本の法学部大学院で法学修士号を取得後、大手住宅設備企業で役員秘書に従事。その後来豪し、シドニーの大学で国際商法を学び法学修士号を取得して二重修士に。現地の弁護士事務所に勤務中、日本政府から法律調査依頼を受けたことを機に独立。グローバル・インテリジェンス・マネージメントを2010年に設立。創業より日豪両国で不動産セミナーを行うなど事業を展開している。

GIM Capital Professional Pty Ltd

■住所:313/3 Spring St., Sydney, NSW
■Tel: 0421-458-081
■Web:www.gimanagement.com.au
■Email: info@gimanagement.com

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