付け下げ訪問着でお出掛けスタイル/きもの日和

SHARE

Styling vintage kimono in Melbourne

付け下げ訪問着でお出掛けスタイル

絵画のような薔薇が描かれたお出掛けスタイルの着物はメルボルンの街並みによく溶け込む

Wardrobe: Kazari + Ziguzagu(W: kazari.com.au
Stylist: Sala Okabe(W: salaokabe.com
Photographer: Rina Kakioka(W: rinasmilephotography.com
Model: Megumi(Instagram: @m_389275

 これから春に向かって少しずつ暖かくなる季節、ちょっとしたパーティーの機会も増えるかと思いますが、そんな時に活躍してくれる「付け下げ訪問着」の着物スタイルをご紹介します。

 肩から袖、そして裾に広がる豪華な絵羽模様がある着物は訪問着と呼ばれ、主にフォーマル・シーンで着用されます。一方で、柄行が訪問着より少し簡素化された付け下げ訪問着は、あらたまった食事会のような席から、少しおしゃれをしてお出掛けしたい時など、カジュアルなシーンでも着られる大変オールマイティーな着物です。洋装で例えるなら、上品でシンプルなドレスといったところでしょうか。

 写真は、薄く淡い青緑色の地に絵画のような薔ばら薇が描かれた昭和中期ごろの1枚。合わせたのは、メタリックの糸が織り込まれた玉虫色の個性的な帯ですが、着物とトーンをそろえることで落ち着いたシックな雰囲気に。

 ターコイズ色の帯揚げと、ショッキング・ピンクの帯締めで華やかさをプラスし、全体がぼんやりしないよう引き締めました。

 柄と同じ薔薇の帯留めをあしらう小技も、着物のおしゃれには欠かせません。モダンな柄行の着物は、メルボルンの街並みにとてもなじみます。

 さまざまなシーンで活躍してくれ、コーディネートを自在に楽しむことができる1枚を見つけて、この春はぜひ着物でお出掛けしてみてはいかがでしょうか。

Haru

創業1979年、メルボルンで日本の古い家具や陶器、着物、古布などを輸入販売する「Kazari + Ziguzagu」にてテキスタイル仕入れ担当兼マネジャーを務める。Instagram: @ziguzagu_textiles



SHARE
Google Adsense