シーズン立ち上がり、ホームでブランビーズとの開幕戦を落としたワラタスは、序盤を1勝5敗と苦しんだが、中盤では3連勝もあり、第13節までに順位を6位まで上げた。昨年のワラビーズ欧州遠征で代表キャップを得た司令塔、ベン・ドナルドソン、そして今シーズン開幕より先発に起用されている18歳の新星、マックス・ジョーゲンセンなど、若手のパフォーマンスが安定してきている。
レッズは黒星先行が続いているが、第12節ではアウェイで開幕より連勝中だったチーフスに勝利。意地を見せた。
豪州勢で唯一上位争いに加わっているブランビーズは、チーフスに次ぐ2位をキープしていたが、13節でウエスタン・フォースに敗れ3位に後退。プレー・オフでのホーム・アドバンテージを得るために可能な限り順位を上げておきたい。
下位脱却にあえぐレベルズについては、ゲーム・メーカーを託されているカーター・ゴードンの活躍など、明るい話題がないわけでもない。終盤戦での巻き返しに期待したい。
全般的に見ると、以前までの「スーパー・ラグビー」から南アフリカ勢が不参加となったこともあり、今回もNZ勢の強さが際立つ。昨年はクルセイダースとブルースによる決勝戦で、いずれもNZのチームによる対決となった。
スーパー・ラグビーの歴史の中で、豪州勢が優勝したのは2014年のワラタスが最後。以降は決勝進出もできていない。「スーパー・ラグビー・パシフィック」では12チーム中8チームがプレー・オフに進める。何とかノックアウト・ステージで勝ち上がり、久しぶりに豪州勢が最後の舞台でプレーする姿を見てみたいものだ。
Sunday Footy!!
毎週日曜日(10:30~12:30)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加ください!Yasu 0412-553-535
このコラムの著者
YASU
「一度きりの人生、楽しまなきゃソンソン」という感じで、好きなラグビーを楽しむため、約10年間勤務した会社を退職し来豪。ローカルのクラブで10年以上プレーし、もはやラグビーが文化として根付いているこの国から動けなくなっている。日本ももうすぐこうなるかな? 大の犬好き