関西電力子会社がオーストラリアの不動産開発に注力する理由とは?

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新空港に近いシドニー西部で、2件目の宅地開発プロジェクト参画

 関西電力の子会社、関電不動産開発はこのほど、オーストラリア東部シドニー郊外の不動産開発プロジェクトに現地企業と共同で参画すると発表した。同社が設立した現地法人を通して、シドニーの不動産開発企業キャッスル・グループとともに、2026年開港予定の西シドニー空港に近いスコフィールズの宅地開発事業に参画する。

 シドニー中心部から北西へ約40キロ離れたスコフィールズ駅に隣接した約4万平方メートルの敷地で、126区画の宅地開発・分譲を行う。スコフィールズ駅には、建設中の全自動運転の鉄道「シドニー・メトロ」が乗り入れ、新空港に乗り換えなしで接続する計画だ。

 関電不動産開発がキャッスル・グループと共同でオーストラリアの宅地開発事業に参画するのは2回目。24年8月には、シドニー南西郊外レッピントンにある4万平方メートルの敷地で、64区画の宅地開発・分譲に参画すると発表していた。

 24年12月には、現地法人「KRDリアルティー&デベロップメント・オーストラリア」をシドニーで設立し、海外3カ所目となるシドニー事務所を開設している。

 同社はシドニー事務所開設時の声明で「オーストラリア市場は継続した人口増加により、今後も安定した成長が見込まれます」と指摘。海外不動産事業に占めるオーストラリアへの投資割合を現状の約2割から、27年ごろに3割以上に引き上げることを目指すとしている。

■ソース

「豪州ニューサウスウェールズ州スコフィールズにおける宅地開発事業への参画について」(News Release、関電不動産開発)

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