シドニー郊外の合法売春宿が違法薬物密売! 州警察ガサ入れ

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2人逮捕・起訴 スピードや大麻、現金押収

 オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州警察は1日、シドニー西郊ブラックタウンにある合法的な売春宿で家宅捜索を行い、違法薬物密売などの容疑で店員らを逮捕し、店内から違法薬物や現金を押収した。

 州警察の2日の発表によると、店の男性マネジャー(34)と女性従業員(38)を逮捕した。後に違法薬物密売や犯罪組織に加担した罪などで起訴した。店内からは、メタンフェタミン(アイス、スピード)と大麻(マリファナ)、現金3万8,000豪ドル(約360万円)を押収した。

 州警察ブラックタウン署は2月、同地区周辺で流通しているメタンフェタミンの経路を探るため特別捜査班を組織。売春宿の従業員が客に薬物を販売しているとの疑いを強め、強制捜査に踏み切った。特別捜査班は引き続き流通ルートの解明を進める。

 裁判所は被告2人の保釈を認めず、2日にパラマタ地裁で開かれる公判への出廷を命じた。

 オーストラリアのセックス産業規制は、各州によって異なるが、売春を合法化または非犯罪化しているところが多い。ニューサウスウェールズ州などの主要州では、州政府または地方自治体が認可するライセンス制を採っている。売春を必要悪と認めて行政の管理下に置くことで、犯罪組織の資金源を断ち、セックスワーカーを搾取や病気から守る狙いがある。

■ソース

Two charged, $38,000 cash seized when brothel raided – Blacktown(NSW Police Force)

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