資産形成も大成功
オーシャンビューの邸宅を430万豪ドル(約4.3億円)で購入することになったオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相(労働党=61歳)はこれまで、不動産投資で巨額の富を蓄えてきた。幼少時、慢性的な病気を持ちながら清掃人として働いたシングルマザーに公営住宅で育てられたアルバニージー氏。裕福ではない家庭環境から立身出世して首相に上り詰めたが、プライベートの資産形成でも大成功を収めている。
日刊紙「デイリー・テレグラフ」によると、アルバニージー氏が最初に購入したのは、シドニー南西郊外マリックビルの2ベッドルームの平屋だった。1990年に14万6,000豪ドルで買い、95年に18万6,000豪ドルで売却したという。
その後も、初当選した96年に16万2,000豪ドルで手に入れた首都キャンベラの集合住宅を2022年に66万2,500豪ドルで手放すなど、不動産売買を繰り返してきた。自分が住む家だけではなく、複数の投資用不動産も運用してきた。
現在、シドニー滞在時は、06年に99万7,500豪ドルで購入したマリックビルにあるプール付き3ベッドルームの私邸に住んでいる。現時点の価値は265万豪ドルとされ、含み益は160万豪ドル以上と見られる。
同紙によると、セントラル・コーストに購入する邸宅を含めると、アルバニージー氏が保有する複数の不動産の総額は約880万豪ドルに達する見通しだという。
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