来年3月までの季節運航、5年ぶり再開 スキー需要に照準
オーストラリアのカンタス航空は20日、シドニーと札幌(新千歳)を結ぶ直行便を週3日で新規就航すると発表し、同日からオンラインで予約の受付を開始した。オーストラリア人旅行者のスキー需要に合わせた今年12月15日〜来年3月28日の季節運航で、所要時間は約10時間50分を予定している。
機材はワイドボディ機(通路が2本ある大型機)のエアバスA330-200型機を使用する。ビジネスクラス27席、エコノミークラス228席を提供する。
カンタスは2019年12月にも冬季限定のシドニー・札幌直行便を開設していた。当時、カンタスブランドでの札幌線への参入はシドニー発では初めて、豪州からは12年ぶりだった。だが、20年のコロナ感染拡大以降は同路線の季節運航を見合わせていて、約5年ぶりの再開となる。
札幌はカンタスにとって世界100番目の就航先。カンタスブランドとしては、シドニー・羽田(週14便)、メルボルン・成田(週7便)、ブリスベン・成田(週7便)に次ぐ4路線目となる。日本とオーストラリアを結ぶ路線でカンタスブランドは年間85万席以上、傘下の格安航空会社(LCC)ジェットスターを含むグループ全体では150万座席以上を供給している。札幌線の就航により2万席以上を追加で提供する。
■ソース
ONE HOP TO THE SNOW ABOARD THE FLYING KANGAROO(Qantas News Room)