600万人が訪れるウォーターフロントの新名所に

鮮魚卸売市場「シドニー・フィッシュ・マーケット」の新しい施設が19日、シドニー市内西部ブラックワトル・ベイにオープンした。一般向けの小売スペースの公開に先立ち、業者向けの競り場では午前4時にオークションが始まった。
初競りでは、地元ニューサウスウェールズ州の近海で獲れた41.8キロのキハダマグロが1万5,500豪ドル(約165万円)で、マッドクラブ(ノコギリガザミ)1箱とイースタン・ロック・ロブスター(イセエビ)1箱が合計1万3,000豪ドルで、それぞれ落札された。
新市場は、ニューサウスウェールズ州政府が7億5,000万豪ドルを投じ、旧市場西側の湾岸を再開発して建設した。魚の鱗と波をモチーフにした長さ200メートルの白い大屋根の下、総面積2万6,000平方メートルの敷地内に、競り場や流通拠点、卸売店19店舗、一般向けの小売店・飲食店42店舗が入っている。
旧市場と比べて規模を大幅に拡大し、シドニーのウォーターフロントを代表する新たなランドマークを目指す。未来的な建築デザインを特徴とする新施設には、従来の約2倍となる年間600万人の来場者を見込んでいる。
ニューサウスウェールズ州のポール・スカリー都市計画相は「美食家や漁業者、建築愛好家など、だれもが新鮮な魚介類やフィッシュ・アンド・チップスを味わい、シドニー湾西部の景色を眺めながらの食事を楽しめる」と述べ、世界中から来場者を集めたいとの考えを示した。
シドニー・フィッシュ・マーケットのダニエル・ジャロシュ最高経営責任者(CEO)も「人々が何度も来訪して、シーフードを購入するだけではなく、体験してもらう場所を創造する。それが私たちのビジョンだ」と語り、地元市民や国内外の旅行者が必ず訪れる名所にしたいと強調した。
レストランで遅くまで飲み食いできるナイトスポットとしての性格も強めた。一般向けの営業時間は、日曜日から木曜日までが午前7時〜午後10時、金曜日と土曜日が午前7時〜深夜0時までに延長した。ただ、鮮魚小売店はこれまで通り夕方までに閉店する店が多いので、事前に閉店時刻を確認したい。
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