12月の豪家計支出、名目で前月比0.4%減

オーストラリアでは近年、11月第4金曜日前後の安売りセール「ブラックフライデー」の人気が高まっていることから、クリスマス・ショッピングの前倒し傾向が鮮明になっている。
豪統計局(ABS)が9日発表した統計によると、2025年12月の季節調整済み名目家計支出(個人消費)は前月比で0.4%減少した。10月の同1.4%増、11月の同1.0%増と比べて落ち込みが鮮明になった。前年同月比では5.0%増と堅調だった。
ABSビジネス統計部門の責任者を務めるトム・レイ氏は声明で「10月と11月に大規模な安売りセールや文化イベントで支出が高まった後、12月に減少した。12月の落ち込みは、一般家庭が10月と11月のセール期間中に購入を前倒ししたことを示している」と指摘した。ブラックフライデーとこれに続くサイバーマンデーなどの年末商戦の活況が影響したとみられる。
品目別では、衣類・靴が前月比2.4%減と最大の落ち込みを記録。家具・家電が同1.7%減、ヘルスケアが同1.3%減と続いた。一方、新車購入が増加し、全体の減少を一部相殺した。
ただ、物価変動を除いた四半期の実質ベースでは、10-12月期の家計支出は前期比0.9%増と6期連続のプラスとなった。前年同期比では2.4%増と22年10-12月期以降で最大を記録した。
特に裁量的支出(ぜいたく品支出)の伸びが大きい。レイ氏は「衣類・履物や家具・家電など裁量的支出が、実質でそれぞれ4.1%増、3.6%増と大きく伸び、全体を押し上げた」と説明した。オーストラリアの国内総生産(GDP)の過半を占める個人消費が力強く推移していることを示した格好だ。
◼️ソース
Household spending down 0.4% in December, Media Release(ABS)