豪連邦政府、「SaaSの死」で注目の米アンソロピックと連携 AI社会のメリット享受に向け

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リスク軽減と安全な運用も目指す

アンソロピックの共同創業者で兄弟のダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO=左)と、ダニエラ・アモデイ社長。2人はオープンAIに勤務していたが、方向性の違いから退社し、2021年にアンソロピックを創業した(Photo: Anthropic)

 オーストラリア連邦産業・科学・資源省は1日、人工知能(AI)企業の米アンソロピックとの間で了解覚書(MOU=法的拘束力を持たない基本合意書)を締結したと発表した。AI導入による社会と経済へのメリットを最大化しつつ、リスクを軽減して安全な運用を目指す。

 オーストラリア連邦政府は昨年12月、「全国AI計画」を策定。AI導入による機会獲得、メリットの拡大、国民の保護の3つの目標を掲げている。同計画の推進に向け、アンソロピックと連携を図る。

 MOUは両者の協力分野として、AI導入の社会的・経済的重要性の認識、リスク軽減、AI導入による生産性向上と経済的メリットの享受、安全なサプライチェーンの構築、国内のAIエコシステムの支援、の5点を掲げている。

 アンソロピックは2021年創業。生成AIサービス「チャットGPT」を手がける米AI大手オープンAIの元幹部らが独立して立ち上げた。米AI半導体大手エヌビディアや米アマゾン、米グーグルなどIT大手が出資している。アンソロピックの生成AI「クロード」(Claude)は、ビジネス市場で急速に存在感を高めている。

 今年1月に提供を開始した「クロード・コワーク」はパソコン上で自律的にタスクをこなす「AIエージェント」機能を実装。クラウド経由の「ソフトウエア・アズ・ア・サービス」(SaaS=サーズ)の脅威となっている。このため、米市場ではSaaS関連企業の株価が年初から急落。その様子は「SaaSの死」と呼ばれている。

◼️ソース

The Australian Government has signed a memorandum of understanding (MOU) with global AI innovator Anthropic(Department of Industry, Science and Resources)

Memorandum of understanding between the Australian Government and Anthropic on collaboration on AI opportunities(Department of Industry, Science and Resources)

National AI Plan(Department of Industry, Science and Resources)

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