マーヴォ・アロマ・スクールのミニ・アロマ・レッスン
第61回
ラベンダーについて
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
今月よりコラム内容が変更になり、精油について使用方法や特性、注意点などを案内して参ります。また、私の個人的なお薦めポイントなども加えていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
さて、早速ですが第1回目はラベンダーを紹介します。
アロマ・セラピーの中で一番有名なのがラベンダーだと言われています。なぜならアロマ・セラピーを考え出した人が最初に手に取った精油がラベンダーだったからです。
やけどにラベンダーを塗布したことによって、傷の回復が早かったことが紹介されていますが、まさしくその通りで、火傷や日焼けなどの炎症してしまった肌の痛みやかゆみを軽減してくれる効果があるのです。主にラベンダーに含まれているリナロール、酢酸リナリルという成分が抗炎症に効果的です。ということは、そういった場面で使うラベンダーであれば、リナロールと酢酸リナリルが多く入っていないと抗炎症の効果はあまり期待できないということになります。そこで重要なのが、精油の品質です。皆様は、ご自身が持っているラベンダーの精油にその2つの成分が何パーセント入っているかご存知でしょうか。使用方法によっては、中に何が何パーセント入っているかまでチェックして購入する必要があるのが精油なのです。
また、ひと言にラベンダーと言っても、スパイク・ラベンダー、ラバンジンなどさまざまな品種があり、その種類ごとに含まれている成分が異なります。左記で紹介したラベンダーは真正ラベンダーと呼ばれ、学名が「Lavandula angustifolia」となっているので、購入時にチェックしてみてください。
その他、使用方法として不眠症改善、ニキビ改善、リラクゼーション、セロトニン分泌活性などがあるので、オールマイティーに使えるのが特徴ですが、まずは使用者である皆様が手に取ったラベンダーの香りが好きかどうかを確認してから使うようにしましょう。もし仮にあまり好きではない、もしくは苦手と感じた場合は無理に使用することはなく、違う精油を探してみましょう。
また、私が使用していてすごいなと感じたのは、明らかに食欲を軽減させることです。空腹時の食前15分前程度にかなり強くラベンダーの香りを口から吸入します。これは食欲を抑えるだけでなく、肝臓を介した血糖値の変化を正常にするとも言われているで、興味がある人はお試しください。
それでは、皆様すてきなアロマ・タイムを。
相澤正弘
IFA、IAAMA、ATMS、DIP AROMA、WOAA DIRECTOR、AYURVEDA AROMATEHRAPY CERT Ⅳ、REMEDIAL MASSAGE CERT Ⅳ保持。マーヴォ・アロマ・スクールを運営する傍ら、アロマセラピーを広めるべく日々活動中。