オミクロン株蔓延ピークを過ぎて新感染者減少傾向
NSW、VIC両州は、オミクロン株蔓延がピークを過ぎたことから、陽性者の家庭内濃厚接触者の隔離規則を今週末で停止する考えを示した。
4月19日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この規則の停止により、コロナウイルス陽性者の同居人は7日間の自宅隔離をしなくてもよくなる。
NSW州では4月5日までは1日に2万人の陽性者が出ていたが現在では1日に14,000人未満にまで下がってきており、4月19日に州のコロナウイルス経済復興委員会の主任委員が会合を開いて、この規則の停止を検討した。
全国的に労働力不足に加えてコロナウイルス感染ばかりか、家庭内濃厚接触者の隔離義務も加えて労働力不足が’激化しており、NSW州でも、高リスク労働者を代表する実業界と労組代表がこの家庭内濃厚接触者隔離義務の撤廃を要求していた。
VIC州では、今週中に家庭内濃厚接触者の隔離義務とマスク着用義務を修正するとみられている。また、両州政府は、「残る規則も停止するため、両州が歩調を揃えて残りの規則も廃止できるように考えている」と発表している。
■ソース
NSW to end COVID-19 household isolation rules