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起業家特集 2020
結婚相談所 JA Cupid
Kayokoさん
自らの婚活体験をきっかけに、オーストラリアで婚活に悩む人を助けたいと、2018年9月に「結婚相談所 JA Cupid」(Japanese Australian matchmaking service)を設立したKayokoさん。日本の大学では社会福祉を学び、社会福祉士&保育士の資格を取得したが、子どもを持つ親の働き方に興味を持ち、大学卒業後はあえて一般企業に就職。事務職、営業職を経験した後、30代前半に単身で渡豪した。日本を離れ、オーストラリアの地で起業を果したKayokoさんに、同社立ち上げに至った経緯などを伺った。
●プロフィル 日本の大学で社会福祉学部を専攻し、大学4年間、保育園で保育補助を担当。その後、医療機器メーカーで営業事務、さらに検査薬の会社で営業のキャリアを積む。30代前半で会社を辞め、単身で来豪。自身の婚活をきっかけに、日本人女性と豪州人男性が知り合えるパーティーなどをメルボルンを拠点に開催する。2018年9月13日より事業を拡大し、豪州初日本人経営の「結婚相談所 JA Cupid」をオープン。「幸せな結婚をしたい」「国際結婚に興味がある」など、たくさんの女性、男性のキューピットとなるべく活躍中。
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- 結婚相談所 JA Cupid Kayokoさん
パートナー選びは人生で重要な決断
つらい恋愛・結婚をしてしまう人を少しでも減らしたい
――日本で一定のキャリアを築かれた後、オーストラリアに来られたと伺っています。渡豪を決意したきっかけは何だったのでしょうか。
日本では医療系の会社に勤めていたのですが、30歳を超えた時に改めて本格的に自分の将来を、結婚も視野に入れて考え始めました。そんな時に、ご縁があってカナダに移住をされた日本人ファミリーの家に1週間ホームステイをさせていただく機会を得ました。1週間という短い期間ではありましたが、プライベートを重視し、仕事よりも家庭を最優先するライフ・スタイルや、何よりも国籍や年齢、障がいに捉われない教育スタイルを見て「自分がすてきなパートナーと出会って、家庭を築き、子育てをしていくのは日本ではなく海外だ」と思い、移住を決意しました。まずはカナダに6カ月間語学留学をしましたが、マイナス50度になる真冬を経験する前に移住先をオーストラリアに変更しました。現在、私が住んでいるメルボルンは多文化で、移住者に優しい人も多いので、とても住みやすくて気に入っています。
――結婚相談所を立ち上げたきっかけはご自身の婚活の経験からだそうですね。
2016年12月にメルボルンに降り立ってからはランゲージ・エクスチェンジに参加したり、マッチング・アプリを使うなど、いろいろな方と知り合う機会を積極的に持つようにしました。数人の方とお会いした後、1人の男性と結婚を前提にお付き合いをすることになりました。その方は、パキスタン出身のお父様を持ち、ドバイで育ち、大学生になるタイミングでオーストラリアに移住した方で、イスラム教徒でした。私自身は日本でのほほんと育ち、他の文化を知る機会はほとんがなかったため、文化の違いが交際に大きな影響を与えるとは全く考えてもいませんでした。しかし、彼の文化では「男性が女性を管理する」のが愛情の示し方で、「私がどこで誰と何をしているのか」を常に知りたがり、朝から晩まで、逐一報告を求められました。そしてその頃から私の身体全体にじんましんが出始め、悩まされるようになりました。そんな日々を送る中、ある時彼と大げんかをし、「1週間報告をするな」と言われたので連絡を取らずにいたら、段々とじんましんが治まっていったんです。その時に「もしかしたら原因はストレスかもしれない」と思いました。
その後、彼とはお別れしたのですが、その数日後にじんましんは完治しました。自分が非常に強いストレスを抱えていたことを自覚すると共に「自分を知り、自分に合ったパートナーを見つけることはとても重要である。また、私以外の日本人の中にも、多文化を知らず、悲しくつらい恋愛をする人がいるかもしれない」と考え、その解消を目指して婚活イベントのオーガナイザーをすることを決意しました。日本人女性の友達を増やせることに加え、いろいろなバックグラウンドを持った男性の友達も増やせますし、きちんとオーガナイズすることでつらい思いをする人を減らせるかもしれないと考えたからです。2018年4月に婚活イベントの開催を始め、その後回数を重ねる中で、婚活イベントにはカジュアルな付き合いのパートナーを探している人が少なくないことに気付きました。そして、より真剣な交際を望む人たちの役に立つためには「結婚相談所」が適切と考えるようになり、日本で結婚相談所の開業支援を行っている方に協力いただく形で、2018年9月に「結婚相談所 JA Cupid」をオープンさせました。
――起業に際して苦労したこともあったと思います。
婚活イベントのオーガナイザーを始めた時も、結婚相談所をオープンさせた時も苦労はもちろんありました。学生ビザで滞在している私が豪州でマッチング・サービスを開始することを良く思わない永住者の方から直接メッセンジャーでご指摘をいただいたこともあります。ホームページ経由で脅迫まがいのことをされたこともありました。そのたびにとても不安になりましたし、精神的につらい時期もありました。気持ちを整えるために、婚活イベントやマッチング・サービスを減らした時期もありましたが、開業から1年を目前に、改めてサービス開始当初の目的に向き合うと共に、再出発を決意しました。今は、私の紹介でカップルが誕生し、すてきな報告が入る度に、この仕事のやりがいを改めて感じることができています。
――サービス開始から1年3カ月。今の「JA Cupid」の理念を教えてください。
「婚活は楽しく!」です。私自身が婚活で常に感じていたのは、孤独でした。婚活はプライベートなことなので、オープンに相談できる相手がいないというケースもあると思います。婚活中に知り合った1人とうまくいかなかっただけで「もう私は結婚できないかも……」と悲しい気持ちになったりもすると思います。しかし、その人はただ、自分のパートナーになる人ではなかったというだけのこと。婚活の目的は将来添い遂げられるたった1人のパートナーを見つけることです。JA Cupidでは、婚活アドバイザーがポジティブに相談に乗ることで、楽しく前向きに活動できるようサポートしています。
――今後の展望をお聞かせください。
豪州の会員様を十分に集め、いつでもお客様のニーズにお応えできるようにしたいと考えています。「オーストラリアを拠点とした日本人経営の結婚相談所」の先駆けとして、すばらしいサービスを提供できるよう努力しています。私自身はメルボルンにいますが、JA Cupidは国籍・住居の場所などは問わずサービスを提供できます。また、日本の「結婚相談所」にも登録していますので、日本在住の方には連盟に登録されている数万人の会員様の中からお相手候補をご紹介できます。そのため、日本国内で婚活をされたい会員様を増やすことも目標の1つです。今後は日本とオーストラリアの架け橋になるマッチング・サービスを充実させていくと共に、ゆくゆくは世界中にいる方を対象に縁結びを行っていきたいです。
――今後、起業を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「何かやりたい!」と思ったら、まずやってみることをお勧めします。実行してみないと分からないことがたくさんあるからです。たとえ準備段階で100%と思える形を見つけられなくても、プレ・オープンすることで確実に得るものがあります。私自身も当初は婚活イベントから始めましたが、質の高い婚活サービスに特化するため、結婚相談所に変更しました。やってみた上で、何かが違ったと思えばいったん立ち止まって再考し、更にやりたいと思うことにチャレンジしてみればいいと思います。そうすることで、自分自身が本当にやりたいことは何なのかが見えてきますし、困難が伴っても本当にやりたいことであれば頑張れるはずです。
結婚相談所 JA Cupid代表・Kayoko(かよこ)
■住所:396 St Kilda Rd., St Kilda, VIC
■Tel: 0406-596-248
■Web:(日本語)pinkrose888444.wixsite.com/jacupid、(English)pinkrose888444.wixsite.com/jacupid2
■備考:ブログ「婚活コンシェルジュ Kayoko」で検索!、YouTube「結婚相談所 JA Cupid」で検索!、スピリチュアルYouTube「Kayoko 目醒めたての宇宙人」で検索!
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