IB学内平均38点、海外国内トップ・クラス大学に合格
2010年、福岡県に開校以来、国内外の名門大学に多数の学生を送り出してきた「リンデンホールスクール」。最大の特徴は、ほぼ全ての授業を英語で行う教育プログラムと、IB認定校であると同時に日本の学校教育法で認められた「一条校」でもある点だ。国際人を育成する同校に話を伺った。
──御校の教育理念についてお聞かせください。
本校は「個性の伸展による人生練磨」を建学の精神としており、「個性を伸ばし自信を付けて、世界に送り出す」ことを目的にしています。本校では、従来型の大学受験・偏差値重視ではなく、国際人として必要な自主性、創造力、コミュニケーション能力を伸ばす教育を行い、世界を舞台に活躍できる人材育成を行っています。
日本の精神を持ちつつ海外の文化を取り入れるグローバリズムの意識は古来より受け継がれて来ました。本校が掲げる「和魂英才」には、「英語をツールとして使いこなしつつ、日本を世界に発信できる国際人を育みたい」という思いが込められています。
──国語以外の授業を英語で行う英語イマージョン・スクールでありながら、日本国内の大学の一般入試資格も得られる点も大きな特徴ですね。
将来は海外を見据えているけれど、大学は日本国内に進学したいと考えていらっしゃるお子様にはインターナショナル・スクールより日本の大学の一般入試や総合選抜型入試が受験できる学校教育法に準拠した「一条校」が適していると思います。保護者さまからは進学面において「海外と国内の2つの幅広い選択肢があること」に加え「多様なバックグラウンドの友達ができる」などの声が寄せられています。
──校内にある6万ヘクタールの広さを誇り、今年「環境大臣賞」を受賞したイングリッシュ・ガー
デンでは、その環境を生かしたSDGsの授業などもあると聞いています。
10万本を超すバラや季節の花々が咲き乱れるイングリッシュ・ガーデンは生物や環境の授業で活用されるだけでなく、「IB Biology Extended Essay」の研究に使用する生徒もいるなど、本校の欠かせない特色の1つです。ウッド・テラスやガゼボ、彫刻の森は生徒たちの憩いと思索の場になっています。本校には、文部科学省教育課程特例校として、全学年に学校独自の「環境科」の科目があり、SDGsに代表されるグローバルな社会課題解決を全生徒が学ぶと共に、課題解決に向けての実践を行っています。
──具体的に、生徒はどのようなSDGs活動に取り組んでいるのでしょうか?
昨年「Project Based Learning(PBL)」の一環として、「SDGs服育プロジェクト」が発足しました。生徒は主体的に取り組み、何度も話し合いをした結果、今ある体操服をよりサステイナブルな素材のものに変更しようという考えが出ました。そして生徒はさまざまな調査をする中で、リサイクル工場の見学に行き、専門家からリサイクルの仕組みを教わりました。その後、ポリエステルが含まれている古着を100%ポリエステル樹脂に再生できるケミカル・リサイクルを新しい体操服に起用することに決定しました。そして、新い体操服のデザインを考えたり、古着の回収を行ったりという活動を経て、自分たちの力で、環境に配慮したサステイナブルな体操服を完成させました。この取り組みによって、生徒たちは本校だけでCO2を約2t削減し、水消費量を約2.3t削減するというインパクトを生み出しています。
そして、4月に熊本で開催された国際会議「第4回アジア太平洋水サミット」にも参加し、英語でプ
ロジェクトの発表を行ったところ、国連の水担当責任者から高い評価をいただきました。
── 全国初の通年オーガニック給食も提供なさっていると伺いました。
本校では学校給食による「食の循環システム」を目指し、野菜、米、調味料を含む食材の地産地消、大豆ミートなどの肉代替食材の活用、コンポストによるたい肥作りなどを校内で実施しています。2021年1月からは給食の野菜、米をオーガニックでの通年提供し、4月からは100%オーガニックの有機調味料に切り替えました。これは全国でも初の試みだったと思います。
──生徒の進学先など実績をお聞かせください。
本校の後期課程(高校生)は海外大学進学のためのIBコースと国内難関大学を目指すTIコースの2
つの課程から選べます。最新の本校IBDP平均点は38.3と世界平均の33.02を大きく上回る結果とな
りました。今年は海外大学ではインペリアル・カレッジ・ロンドン、エディンバラ大学、キングス・カレッジ・ロンドン、ペンシルベニア州立大学など、国内大学では広島大学、岡山大学の医学部医学科を始め、
MARCH以上の難関大学に合格しています。
──最後に、現在オーストラリアに在住、帰国後に通わせる学校を検討されているファミリーの方にメッセージをお願いします。
本校はオーストラリアに似た自然豊かな環境の下、個性を伸ばす教育を実施しています。少人数のクラス編成で、進路に合わせた個別カウンセリングや学習・課外活動へのサポートなど進学に備えた環境が整っています。得意の英語を生かして勉強を続けたい、大学進学をしたいというお子様に最適な学校です。女子・男子寮も完備しています。
オープン・スクール、7月2日、9月2日。
オンライン学校説明会、随時受付中。詳細はこちらから
都築育英学園・リンデンホールスクール中高学部
Linden Hall High School
●住所:福岡県筑紫野市二日市北3 丁目10 -1
●Te l :81+(0)92-929-4558
●Email: lindeninfo-h@lindenhall.ed.jp
●Web: https://lindenhall.ed.jp/highschool/
●Instagram:linden.hall.high.school.japan
●Facebook:国際バカロレア認定校リンデンホールスクール中高学部