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教育特集2022 バイリンガル教育を実現する シドニー日本人国際学校(PR)

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児童・生徒たちに寄り添い、1人ひとりの個性を大切にバイリンガル教育を実現する

 世界に約90校ある日本人学校で唯一ミックス・レッスンを実践するシドニー日本人国際学校(Sydney Japanese International School)。「日本人学級」と「国際学級」を併設し、母語教育やバイリンガル教育に力を入れ、世界の架け橋となる子どもたちを育成する同校に話を伺った。

──母語教育に重きを置いていると聞いています。その重要性についてお聞かせください。

 子どもにとって母語の順当な発達は、健全な人格形成の基礎となり、土台となる母語がしっかりしていて初めて第二言語も発達します。本校はそれを大前提に、異なる環境に育つ子どもたち1人ひとりに寄り添った教育活動を行っています。「日本人学級」では文部科学省認定の教育課程に沿って、日本から選抜された派遣教員を中心に授業が行われます。主に日本語を母語とした子どもが在籍していますが、第二言語としてネイティブ教員による、初級から上級までレベル別の英語学習を毎日1時限実施しています。

「国際学級」ではNSW州の教育課程をローカル校同様に実施しながら、日本語科教員による「コミュニケーションと能力の向上」を目標にしたレベル別日本語指導を毎日1時限行います。なお、各学級間の転籍も可能ですが、子どもの進路や希望、適性に配慮した上で、慎重に進めています。

 更に、本校は世界に約90校ある日本人学校で唯一「日本人学級」と「国際学級」が合同で行うミックス・レッスンを実践しています。音楽、図工、体育、プログラミングについては、日英両言語で指導し、運動会や音楽発表会は両学級が協力して作り上げる形で相互理解を図れるよう
にしています。



グローバル社会に貢献できる「架け橋」となる子どもたちを育成

──日本文化を学べる行事も行われていますね。

 シドニーは日本と同様、四季を感じられる気候帯です。季節は逆でも、日本の四季折々の行事を行うことで、日本人が季節の行事に込めた願いや思いを伝えています。例えば、5月初旬には校内にこいのぼりが設置され、玄関には兜が飾られます。国際学級が受ける日本語科の授業では「端午の節句」をインターネットで調べ、クイズ形式にして出題するという活動も行いました。

 日本文化の授業化だけでなく、放課後、校内に外部講師を招いて実施しているクラブ活動には、習字や空手、茶道などがあります。運動会での大玉転がしや玉入れ、綱引き、正月の餅つきなどを通して、海外の家庭生活では経験できない日本文化を肌で感じることができます。日本語を母語としている子どもにとっては、日本文化に対する理解を更に深めることができます。

 また、これらの活動により海外での生活で、母語を失う(学ぶ機会がなくなる・忘れる)ことを防ぐことができると考えています。また、子どものアイデンティティーの確立と密接に関わり、ポジティブ
な人格形成にもつながっていくと信じています。



季節の行事を実施することで日本文化に対する理解を深める

──子どもたちの卒業後の進路は?

 シドニー日本人国際学校の中学部は日本人学級だけのため、Year6の卒業時、両学級の児童は本校の日本人学級Year7または現地校を選択することになります。国際学級の児童の大多数は現地校へ進学します。

 また、Year9卒業時、生徒は日本の高校か現地校を選択します。評定推薦入試枠で日本の高校を受験する場合、本校では日本の評定基準を採用しているため、推薦入試を受けることも可能です。本校の特徴である少人数制クラスならではのきめ細やかな指導の下、推薦、普通入試共に安心して高校受験に挑めます。

【現地ハイスクールの進学実績例】
Barker College , Hornsby Girls High School , International Grammar Schoolなど(セレクティブ校や私立校の他は、居住地域別の公立ハイスクールに進学)

【推薦制度提携校】
早稲田摂陵高等学校、大分岩田学園、筑波大学附属、坂戸高等学校、慶應義塾ニューヨーク学院高等部

──どのようなサポート体制を取り入れているのか伺えますか。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により教育現場でもさまざまな変化が求められる中、本校はiPadやクロームブックを児童・生徒全員に配布し、AIラーニングを取り入れたIT教育など新しい取り組みを行っています。言語については英語を母語としない両学級の子どもたちにEAL/D (English as an Additional Language or Dialect) のサポートを充実させています。

 また、月に1回バイリンガルのスクール・カウンセラーを招き、子どもたちの心のケアにも力を入れ、更にSJISコミュニティーに寄り添えるよう改善を続けています。日豪両国の教育の長所を兼ね備え、常に丁寧な指導を心掛けています。

学校長あいさつ

 2022年4月、鹿児島県から校長として赴任しました角田(すみだ)真一郎と申します。今回は本校をより多くの方に知ってい頂ける機会を頂きましたこと感謝申し上げます。我々は本校で学んだ子どもたちがグローバル社会に貢献できる「架け橋」になり、世界をつなぐ人になれるよう、教職員一同全力で取り組んでいます。今後ともシドニー日本人国際学校をよろしくお願いします。



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シドニー日本人国際学校
Sydney Japanese International School

● 住所:目黒キャンパス(幼稚部/K 2〜K5)東京都目黒区青葉台2-11-5
●住所:112 Booralie Rd., Terrey Hills NSW 2084
●Tel: (02)9450-1833
●Email: registrar@sjis.nsw.edu.au
●Web: www.sjis.nsw.edu.au

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