PR
近年、オーストラリアの不動産市場の動向が注目されている。特に投資手段として不動産物件の購入を考えている人にとっては、専門家の意見や重視すべき点が気になるのではないだろうか。本特集では、オーストラリアで活躍する不動産のスペシャリスト4人に、不動産投資のメリットや今後の展望を始め、それぞれの会社のサービス・強みなどをインタビューで聞いた。
Orion Star Property
オリオンスター・プロパティー
ジャスミン・キム 氏・中川美希 氏
シドニーを拠点とし、住まいの購入や不動産投資はもちろん、その後の運用・レント管理・売却まで徹底した一貫サポートを提供している「オリオンスター・プロパティー」。同社のジャスミン・キム氏と中川美希氏に、不動産投資のメリットや今後予想されるオーストラリアの不動産市場について話を伺った。
ジャスミン・キム(右)
オリオンスター・プロパティー代表
NSW州不動産業者免許所有
中川美希(なかがわみき・左)
オリオンスター・プロパティー日本人担当
Certificate Registration及び宅地建物取引主任士所有
――オーストラリアで不動産購入をするメリットを教えてください。
自家用不動産の購入であれば、レントを払う必要がなくなるのが一番の利点と言えます。不動産投資であれば節税効果、そして何よりも有形資産が残り、キャピタル・ゲインによる資産の増殖の可能性が生まれます。
例えば、週500ドルのレントを払い続ければ10年間で26万ドル、20年間で52万ドル、30年間で78万ドルもの資金が残らずに消えていき、これは住宅購入に充てられる金額に相当します。また、スーパーアニュエーション協会が発表した老後の生活費で、最低限の予算で生活を送ったとしても夫婦で2ベッドルームの住宅を賃貸した場合、年間約8万ドル、独身で1ベッドルームを賃貸した場合は、年間約6.2万ドルもの生活費が掛かり、平均寿命が80代まで伸びている現在、老後に必要な年金貯蓄は夫婦で115万ドル、単身でも100万ドルが必要だと統計されています。
住まい用の不動産を所有しているだけでこの数字も大幅に変わり、毎年の生活費が削減し、夫婦で64万ドル、単身で60万ドルと、およそ半分の年金貯蓄で老後を送れます。そのため、住宅購入は将来の自分の生活への投資だと言えます。
――今後予想されるオーストラリアの不動産市場についてご意見をお聞かせください。
2018年は、シドニーを始めメルボルンやブリスベン、パースといった大都市で不動産価格の下落が見られましたが、タスマニアのホバートやアデレードでは価格上昇を見せており、オーストラリア全土が同じ傾向にあるわけではありません。大都市部での下落は、不動産価格が15年に一気に高騰したことによる反復、また海外バイヤーへのサー・チャージが上がったりローンが付きにくくなったりしたことによって一過的に海外投資家が離れたこと、また自国民や永住者に対してもローンの審査基準が17~18年特に厳しくなったことが起因していると考えられます。しかし、オーストラリアの経済成長を示す重要なファクターである、失業率や人口増加は堅調です。失業率は、オーストラリア全体で5%、シドニーでは4.2%にとどまっています。
また、不動産の価格変動の波は7年の周期で、上がったり下がったりを繰り返すと言われています。しかし、人口増加と物価上昇に伴い経済成長を遂げていく以上、また政府によるインフラ開発計画が存在する限り、長期的な視点で見て不動産価格は必ず上がって行くと言えるでしょう。
――今後、不動産購入を検討している人へのアドバイスをお願いします。
シドニーでは、向こう20年の間にあと75万件の建築が必要と言われるほど、住宅供給が足りていないのが事実です。現在は、不動産価格のピークを越え、調整期に入り、まさに買い手市場の到来です。
そして、豪金融機関からの海外バイヤーへの貸付基準が厳しくなったことによって、オーストラリア市民や永住者にとっては状況が一転し、交渉しやすいマーケットへと変容しています。ディスカウントもあれば、物件価格の4%ほどに相当するスタンプ・デューティーの免除やキャッシュ・バック、投資物件の場合は高利回りでのテナント保証など、買い手に有利な条件が導きやすくなります。また、海外バイヤーのローンが付かなくなり、当初の5~10万ドル引きで急遽再販される物件も散見します。まさに今が買い時だと言えます。
事業内容
オリオンスター・プロパティーは、シドニーだけでなくブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ、メルボルン、パースなどの物件を扱い、不動産購入から運用・レント管理、売却までを一貫してサポート。日本チームを始め、韓国・中国・ローカルのチームと連携した誠実なサービスで定評がある。不動産セミナーや物件視察ツアーなども定期的に開催している。
- ①グローバル・インテリジェンス・マネージメント
鶴 美枝▶ - ②リチェ・コンサルティング
キム・ミイ▶ - ③APEX(エイペックス)不動産
パトリシア・パク▶ - ④オリオンスター・プロパティー
ジャスミン・キム・中川美希