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オーストラリア、1-2で惜敗 W杯アルゼンチン戦

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決勝T進出アジア勢の一角が敗退

試合終了直前のシュートが決まらず、悔しがるオーストラリアのFWクオル

 サッカーW杯決勝トーナメント1回戦のオーストラリア対アルゼンチン戦は4日、カタールのアハマド・ビン・アリ競技場で行われ、史上初のベスト8入りを目指したオーストラリアは1-2でアルゼンチンに敗れた。

 アルゼンチンは前半35分、FWメッシが先制点を挙げた。35歳の“神の子”メッシは今回が最後のW杯出場と見られている。公式戦1,000試合目の出場となった節目の戦いで、W杯通算9点目を記録した。後半12分にはFWアルバレスが追加点を挙げてリードを広げた。

 オーストラリアは後半32分、FWグッドウィンのシュートがアルゼンチンのMFフェルナンデスに当たり、これがゴールに入って1点差に迫り、望みをつないだ。7分のロスタイム終了直前、途中から出場した18歳のFWクオルがペナルティーエリア内ゴール右前の絶好の角度からシュートを放ったが、惜しくも相手GKマルティネスに弾かれ、同点弾とはならなかった。

 オーストラリアは世界ランキング38位。W杯予選ではペルーとの大陸間プレーオフをPK戦で制し、最終局面でようやく出場権をもぎ取った。グループリーグではチュニジアとデンマークに勝ち、W杯で過去最多の2勝を記録。2006年ドイツ大会以来4大会ぶり2度目の決勝T進出を決めたが、ランキング3位の強豪アルゼンチンを相手に金星はかなわなかった。

 今回のカタール大会では、日本とオーストラリア、韓国がグリープリーグを突破。アジア勢でW杯史上最多の3カ国が決勝T進出を決めた。残る日本は6日にクロアチア、韓国は同日にブラジルと対戦する(日時はいずれもオーストラリア東部標準時)。

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