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豪政策金利、0.25ポイント引き上げ3.1%に 10年ぶりの高水準

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8会合連続で利上げ

豪準備銀(RBA)のフィリップ・ロウ総裁(Photo: Reserve Bank of Australia)

 中央銀行の豪準備銀(RBA)は6日、月次の理事会で政策金利を0.25ポイント引き上げて3.10%にすると発表した。0.25ポイントの利上げ幅は市場の予測通り。同金利は2012年以来10年ぶりの高い水準となった。依然として強いインフレ圧力を抑えるため、金融引き締めを続ける。

 利上げは8会合連続。今年5月にコロナ禍対策の金融緩和で史上最低水準にあった同金利を0.10%から0.35%に引き上げて以来、引き上げ幅は合計3.0ポイントに達した。現行制度下で、これほどハイペースの利上げは前例がない。

 RBAは6月〜9月に4会合連続で通常の「2倍速」となる0.5ポイントの利上げを続けたが、今月は10月、11月に続いて引き上げ幅を0.25%とした。

 10月の豪消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.9%となり、32年ぶりの記録となった9月の7.3%を下回った。しかし、依然として歴史的な高水準を維持しており、インフレが峠を超えたかどうかを判断するにはまだ時間がかかると見られる。

■ソース
Statement by Philip Lowe, Governor: Monetary Policy Decision, Media Release, Reserve Bank of Australia

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