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オーストラリア政府内でティックトックBAN 中国発の短編動画アプリ、安保上の懸念理由に

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「ファイブアイズ」で禁止の動き、足並み揃える

 若い世代を中心に世界的に人気が高まっている中国発の短編動画投稿サイト「ティックトック」(TikTok)をめぐり、オーストラリア連邦政府は4日、省庁が職員に提供するパソコンやスマートフォン、タブレットなどの電子機器で使用を禁止すると発表した。

 理由は、中国政府が機密情報を抜き取るのではないかという安全保障上の懸念だ。連邦法務省が4日発令した通達によると、ティックトックは「オーストラリアの法律を侵害する、外国政府の法律の枠組みを超えた命令によって、ユーザのデータが収集され、連邦政府機関において安全保障とプライバシーに著しいリスクをもたらす」恐れがあるという。

 英紙「ガーディアン」豪州版(電子版)によると、オーストラリアのマーク・ドライファス連邦法相は「実現可能な限り早く措置を講じる」と述べた。

 ティックトック禁止の動きは中央の連邦政府から州政府にも広がっている。南部ビクトリア州政府は禁止措置を受け入れると発表。東部ニューサウスウェールズ州の広報担当者も、サイバー・セキュリティーの部署が禁止について連邦政府と協議を続けていると述べた。

 禁止の動きは、西側先進国を中心に相次いでいる。公共放送ABC(電子版)によると、英語圏の諜報枠組み「ファイブアイズ」で何らかの禁止措置を講じたのは、米国、カナダ、英国、ニュージーランドに次いでオーストラリアが5カ国目。

■ソース
Direction on the TikTok application(Attorney-General’s Department, Australian Government)
Australia-wide ban of TikTok on government devices announced as senior politicians quit the app(The Guardian Australian Edition)
TikTok to be banned from Australian government devices(ABC News)

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