プロの窃盗団による組織的な犯行か
オーストラリア北東部クイーンズランド州のカキ養殖場でこのほど合計1.5トンが盗難される被害があり、地元の養殖事業者が頭を抱えている。ニュースサイト「ビジネス・ニュース・オーストラリア」(9日付)が報じている。
カキが盗難されたのは、同州南東部ストラドブローク島の沖に広がる海中の養殖場。盗まれたのは2年連続で、今回は1万2,000個が被害に遭った。緻密に計画され、大胆かつ組織的な犯行と見られている。
クイーンズランド・カキ養殖業協会(QOGA)のアンドリュー・ジェームズ・ロブソン会長は「疫病による大規模な損失とコロナ禍の販売減少の後、トンネルの出口に光が見えてきたところで、盗難によって養殖事業者を打ちひしがれている」と述べた。カキを出荷できる大きさまで育てるには3年かかるという。
窃盗団は、大型の商業用船舶でカキを吊り下げた棚に乗り付け、根こそぎ強奪したもようだ。彼らはカキ養殖の手順を熟知しており、良型の個体を見分ける知見もあると見られている。
クイーンズランド州のカキ産業の卸売売上高は年間50万豪ドル程度。ニューサウスウェールズ州の5,200万豪ドルと比較して規模は非常に小さいが、州政府と共同で2032年のブリスベン五輪に向けて投資を呼び込み、規模拡大を図っていたところだった。
QOGAは盗難を防ぐため、ハイテクを駆使した監視システムの導入を検討している。
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