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外資規制法改正案、連邦議会に上程 オーストラリア政府、住宅難解消の一環

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外国人の手数料、中古住宅購入3倍、空き家2倍に引き上げ

オーストラリアのジム・チャーマーズ連邦財務相

 オーストラリアの連邦労働党政権はこのほど、外資の住宅取得規制を強化する改正法案を議会に上程した。外国人が中古住宅を購入するハードルを上げ、住宅市場に供給される在庫を増やすことで、国内で社会問題化している住宅難を和らげる狙いがある。

 労働党政権が取り組んでいる一連の住宅供給拡大策の一環。低所得者への家賃補助の引き上げ、公営住宅の建設拡大、100億豪ドルの運用益で住宅建設を加速させる「オーストラリア住宅未来ファンド」などとセットで供給拡大を図る。

 改正法案では、外国人の中古住宅の購入にかかる手数料を現状の3倍に、外国人が2017年5月以降に購入した空き家へのペナルティーも2倍にそれぞれ引き上げる。成立すれば、外国人が今後購入した中古住宅を空き家のまま放置した場合、住宅取得の手数料は6倍に拡大することになる。

 これと同時に、賃貸専用住宅の新規建設プロジェクトへの外資の投資については申請料金を引き下げ、借家の供給拡大につなげるとしている。

 ジム・チャーマーズ連邦財務相は声明で「中古住宅取得の手数料引き上げは、外国人購入者に新築住宅の開発プロジェクトへの投資を促すことになる。これにより、住宅の在庫を増やすとともに、建築業界の雇用を生み出し、経済成長を支えることにつながる」と指摘し、空き家手数料の引き上げについては「外国人が使用していない住宅を賃貸住宅に提供することになる」と述べた。財務相は「私たちは常にオーストラリア国民の利益を最優先に取り組んでいる。外資によるオーストラリアへの投資が確実に国民にとって有益なものとなるようにしたい」と強調した。

■ソース

New foreign investment laws to boost housing supply(The Hon Dr Jim Chalmers MP, Treasurer)





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