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オーストラリアで雇用情勢の軟化続く 1月の失業率、4.1%に上昇

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2022年1月以来2年ぶりの高水準に

 オーストラリアの失業率は2022年中ごろから23年にかけて、歴史的な低水準で推移していた。ところが、23年後半から早いペースで上昇していて、雇用情勢の軟化が続いている。22年末にピークを打ったものの依然として高水準にあるインフレや、これを抑制するための中銀による急激な利上げを背景に、消費が冷え込むなど成長が鈍化しているためと見られる。

 オーストラリア統計局(ABS)が15日発表した1月の雇用統計によると、失業率(季節調整済み)は4.1%と前月の3.9%から悪化した。市場予測の4.0%(ロイター通信)を上回り、2022年1月以来2年ぶりに4%を超えた。歴史的に見れば失業率は依然として低水準にあるが、3.5%を記録した23年6月から7カ月で0.6ポイント上昇した。

 新規就業者数は500人増とほとんど変わらなかったのに対して、失業者数は2万2,300人増えた。前年同月と比較すると、就業者数の伸びは2.6%にとどまった一方、失業者数は14.9%増えた。

 ABSの雇用統計部門のトップを務めるビヨン・ジャービス氏は声明で「22年後半以降に失業率が上昇していること、労働参加率と人口に占める就業者数の比率が低下していることは、23-24年度(23年7月〜24年6月)を通した労働市場の軟化を示している」と指摘した。ただ、22-23年度の労働市場の需給がきわめてひっ迫していたことの反動だとの見方も示している。

 公共放送ABC(電子版)によると、ジム・チャーマーズ連邦財務相は失業率の上昇について、利上げや高いインフレ、経済の先行き不透明感を踏まえると「避けることのできない帰結だ」と述べた。

■ソース

Unemployment rate rises to 4.1 per cent in January(Australian Bureau of Statistics)

Australia unemployment hits 2-year high as jobs growth sputters(Reuters)

Unemployment jumps ‘quite sharply’, passing 4 per cent with scarcely any jobs added in January(ABC News)





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