同社初の女性トップ誕生 デジタル部門社長のバードウェル氏が昇格
オーストラリアのスーパー最大手「ウールワース」やディスカウントチェーン「ビッグW」などを運営する小売大手「ウールワース・グループ」(本社シドニー近郊ベラ・ビスタ)は21日、ブラッド・バンドゥッチ最高経営責任者(CEO)が9月1日に退任すると発表した。
ウールワース・グループのスコット・パーキンス会長は声明で「ブラッドは『顧客ファースト、従業員ファースト』(の企業文化)を植え付け、既存のビジネスを強化し、世界をリードするオンライン販売と分析能力を築き上げた」と功績を讃えた。
後任には、同社のポイントプログラムやオンライン販売、アプリなどのデジタル部門「ウーリーズX」のトップを務めるアマンダ・バードウェル氏が昇進する。バードウェル氏は同社初の女性CEOとなる。
バンドゥッチ氏は南アフリカ出身。同国の大学卒業後、88年に来豪。シドニーのニューサウスウェールズ大学(UNSW)で商学・経済学などの博士号取得後、コンサルティングや電子決済システムの企業の役員などを経て、ワイン販売大手「セラーマスターズ・グループ」のCEOに。ウールワースによる同社買収に伴い、2011年に酒販部門「ウールワース・リカ−・グループ」のトップに就任。食品部門の取締役社長を経て、16年からグループCEOに就いていた。
■ソース
Retirement of Managing Director & Group Chief Executive Officer(Woolworths Group)