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オーストラリアのインフレ、月間で2年2カ月ぶりの低水準

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1月CPI上昇率、前月と変わらず3.4%

オーストラリアの月次CPI指標(水色)の推移。紺色は価格変動の激しい商品と休暇旅行費を除く数値(出典:オーストラリア統計局)

 オーストラリア統計局(ABS)が28日発表した1月の月次消費者物価指数(CPI)指標は、前年同月比で3.4%上昇し、2023年12月と同じだった。同指標は22年12月の8.4%をピークに鈍化傾向が続いており、21年11月以降の2年2カ月間で最も低い水準を記録した。

 公共放送ABC(電子版)によると、事前の市場予測は前月から0.2ポイント高い3.6%だった。想定より早いペースでインフレが減速していることが確認された。

 価格変動の激しい商品(果物、野菜、自動車燃料)と休暇旅行費を除く月次CPI指標は4.1%の上昇と前月から0.1ポイント減速した。

 品目別では、「食品・アルコールを除く飲料」(4.4%上昇)、「住居費」(4.6%上昇)、「保険・金融サービス」(8.2%上昇)などの伸びが大きかった。住居費では特に「家賃」(7.4%上昇)が高止まりしている。

 ABSの価格統計部門のトップを努めるミシェル・マーカート氏は声明で「食品の価格は生鮮食品を除くと全体で上昇したが、精肉や魚介類、果物、野菜の前年比上昇率は非常に低いか、マイナスとなるものもあった」と指摘した。

■ソース

Monthly CPI indicator rose 3.4 per cent in the year to January 2024(Australian Bureau of Statistics)

Markets live(ABC News)





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