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オーストラリアでM6.7の地震!? 津波のおそれなし

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タスマニア島から南へ1,500キロの孤島近海で

南極に近く気候が厳しいマッコーリー島。手前はオーストラリア南極観測プログラムの観測所(Photo: Wikipedia)

 オーストラリア気象局(BOM)によると、南部タスマニア島の南東約1,500キロにある無人島のマッコーリー島近海で東部標準時4日午前3時16分、海底地震があった。地震の規模を示すマグニチュードは6.7。BOMは「オーストラリアの本土や島しょ部などへの津波の心配はない」としている。

 オーストラリア大陸は、プレート境界から離れているため巨大地震や大津波のリスクが低いとされる。しかし、マッコーリー島はインド・オーストラリア・プレートと太平洋プレートの境界付近に位置しており、地震活動が活発なエリアとなっている。

 この海域では、2004年にもマグニチュード8.1の大規模な地震が発生しており、ニュージーランドで30センチ、タスマニア島で10センチの小さい津波を観測した。ただ、目視できる変化はなく、被害もなかった。

 マッコーリー島は1810年に発見された。当時のニュー・サウス・ウェールズ州植民地に編入され、現在はタスマニア州に属している。南北約35キロ、東西約5キロの細長い長方形で、ニュージーランドと南極のおおむね中間点にある絶海の孤島となっている。文明から遠く離れたロケーションと、常に冷たい強風が吹き付ける厳しい自然条件から、政府の南極観測事業の観測所の職員以外に住民はいない。

■ソース

National Tsunami Bulletin(Bureau of Meteorology)





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