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マレーシア航空370便はどこに消えたの? 失踪から10年 オーストラリア国民7人も犠牲に

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政府は引き続き捜索に協力表明

失踪したマレーシア航空のボーイング777-200ER。写真は失踪前の11年に撮影(Photo: Wikipedia)

 オーストラリアのペニー・ウォン外相はマレーシア航空(MH)370便の失踪事件から10年が経った8日、いまだに消息が分からない機体の発見と事件の真相解明に向け、引き続き協力していく考えを示した。

 クアラルンプール発北京行きのMH370便(ボーイング777-200ER)は2014年3月8日に消息を絶った。インド洋上のどこかに墜落したことは確実と見られているが、残骸の一部や乗客の所持品などは発見されているものの、今も本体の位置は特定されていない。オーストラリア人7人を含む乗員乗客239人全員が行方不明のままとなっており、「世界の航空史上最大のミステリー」とも言われている。

 ウォン外相は声明で「各国が過去10年間にわたり行方不明機を捜索してきたが、遺族らが知りたい答は導き出せていない」と述べた。外相によると、オーストラリアはこれまで西オーストラリア州西方のインド洋の海上で300万平方キロ以上、海底で12万平方キロ以上を捜索してきた。

 外相は、捜索に協力してきたオーストラリアの国防軍、海上保安局、運輸安全局、国防科学技術グループ、地球科学局、連邦科学産業研究機構(CSIRO)などの関係機関に感謝の意を示した。その上で外相は「オーストラリア政府はMH370を発見するためのあらゆる実践的な取り組みを支援する。オーストラリアがこれまでの捜索で得られた技術的な情報をマレーシア政府にいつでも提供する用意がある」と強調した。

■ソース

MH370: 10 years on(Minister for Foreign Affairs, Senator the Hon Penny Wong)





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