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モリソン前首相の政界引退に伴う下院補選、シドニー郊外クック選挙区で4月13日投票

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野党自由党のケネディー氏有利

 オーストラリアのスコット・モリソン前首相(野党自由党)の連邦下院議員辞職に伴うシドニー南部クック選挙区の補欠選挙が、4月13日に行われる。ミルトン・ディック連邦下院議長が10日、公布した。モリソン前首相は2月、米国の民間部門に転職するため政界を引退していた。

 オーストラリアのメディア大手、ニューズ・コーポレーションのニュースサイトによると、労働党が2022年5月に政権を奪回して以来、補選が行われるのは今回が4度目。モリソン前首相が保持してきたクックは、野党自由党の地盤が最も強い選挙区の1つとして知られる。22年選挙の2大政党の得票率差は12.4%と楽勝だった。

 このため、自由党から立候補を表明している自由党のサイモン・ケネディー氏の勝利は堅いと見られている。しかし、ケネディー氏は「勝利が当たり前とは思っていない」と楽観論を戒めている。

 ケネディー氏は公共政策のアドバイザーやビジネス・コンサルタントを経て、22年選挙にシドニー北西郊外ベネロン選挙区から初めて立候補したが、僅差で労働党新人に敗れており、雪辱をかける。

 一方、与党労働党は現時点で立候補を発表していない。アンソニー・アルバニージー首相(労働党)は「最終的に決断していない。クックは私たちが勝利を期待できる選挙区ではないが、ちょっと様子を見てみよう」と述べている。専門家からは、労働党の敗北は確実のため「政権へのダメージが大きい」との声が出ている。立候補者の届出は21日に締め切られる。

■ソース

By-election in Scott Morrison’s former seat Cook set, Liberal Simon Kennedy favourite(news.com.au)





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