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「中国には是々非々で対応」とアルバニージー首相 オーストラリア産ワイン高関税撤廃で

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ロブスターなど制裁はまだ残る

 中国が29日、オーストラリア産ワインへの関税を撤廃したことを受け、アンソニー・アルバニージー首相は「中国とは一致できる点では協力し、国益に照らして一致できない点では協力しない、というのがオーストラリア政府のアプローチだ」と述べた。中国に対しては、それぞれの事案について是々非々で対応する姿勢を改めて示した。

 中国がオーストラリア産の一次産品8品目を対象に、事実上の貿易制裁を課したのは2020年。オーストラリアのスコット・モリソン首相(当時)が中国に対し、新型コロナウィルスの発生源に関する独立した調査を要求したことに激しく反発したからだ。中国はオーストラリア産の石炭や大麦、牛肉、ワイン、ロブスターなどに高い関税をかけたり、通関を止めたりして輸入を禁止または制限した。

 豪中関係は一気に冷え込んだが、オーストラリアで労働党政権が発足した22年以降、徐々に関係改善の動きが進んだ。23年末までに石炭や大麦などの禁輸は解除され、ワインについても近日中に解禁されるとの観測が強まっていた。

 今後は、現在も禁輸が続くオーストラリア産ロブスターや、一部の処理場について制限が残る牛肉への対応が焦点となる。

 ただ、「オーストラリアいじめ」と言われた中国の経済制裁は、ワインこそ大打撃を受けたものの、一部の業界を除いて実質的な効果はほとんどなかった。経済再開や供給制約、ウクライナ戦争などの影響で国際商品価格が高騰したこともあり、制裁開始前と比べ、オーストラリアから中国への輸出額は全体でむしろ増えている。

■ソース

Resolution of wine dispute with China, Media Release(Prime Minister of Australia)





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