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オーストラリア人は少食になっているの? インフレで食費は増えたけど量は減少

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1日当たり63グラム減 統計局

 オーストラリアでは、激しいインフレで食品に費やす金額は増えた一方で、購入する量は減少している。オーストラリア統計局(ABS)によると、食品・非アルコール飲料の消費者物価指数(CPI)は、18-19年度〜20-21年度の3年間で4.9%上昇したが、21-22年度から22-23年度は2年間で13.9%急上昇した。

 しかし、ABSが12日発表した食品消費統計によると、2022-23年度(22年7月1日〜23年6月30日)に国内のスーパーや食料品店などの小売店で購入された食品・非アルコール飲料(外食、持ち帰り、フードロスなどを除く)は1,480万トンと前年比で1.9%減少した。

 1日平均の1人当たり購入量は1,544グラムと前年度と比べて63グラム(3.9%)減少した。1日平均の1人当たりの熱量は8,703キロジュール(1キロジュール=0.239キロカロリー)と前年比3.7減となった。

 食品の種類別では、野菜(1日平均1人当たり14グラム減)、果物(同12グラム減)、乳製品(同11グラム減)、非アルコール飲料(同9グラム減)などの順に減少幅が大きかった。一方、ボトル入り飲料水は1.6%、エナジー・ドリンク/スポーツ・ドリンクは3.3%、鶏肉製品(チキンナゲットなど)は2.6%、それぞれ増加した。

 食品の購入量は全体で減っているものの、調理済み食品やスナックなどすぐに食べられる商品は増えているようだ。ABSの広報担当者を務めるポール・アティオ氏は次のように解説している。

「22-23年度に減少した品目の多くは長期的なトレンドに沿っています。4年前と比較すると、私たちが購入する牛乳やパン、フルーツジュースの量は5〜8%減っています。その一方で、ポテトチップス(16%増)、チョコレート(10%増)、穀物製の惣菜(9%増=ピザ、パスタ、寿司など)といった食品は大幅に増えています」

■ソース

Australians consuming fewer vegetables, fruit and less milk(Australian Bureau of Statistics)

Apparent Consumption of Selected Foodstuffs, Australia(Australian Bureau of Statistics)





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