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容疑者射殺した女性警官、今週事情聴取へ ボンダイ・ジャンクション6人刺殺

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酒類免許の取り締まりでたまたま現場に

容疑者を射殺した女性警官を今週聴取すると表明したニューサウスウェールズ州警察制服組トップのカレン・ウェブ警視総監

 シドニー東郊ボンダイ・ジャンクションのショッピング・モールで13日午後に起きた刺殺事件で、ジョール・カウチ容疑者(40)を射殺したエイミー・スコット警部の事件当日の足取りが分かってきた。ニューサウスウェールズ州のカレン・ウェブ警視総監が15日、明らかにした。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 これによると、スコット警部は13日、たまたま現場周辺で任務に就いていた。酒類取り扱い免許の取り締まりを単独で行っていたという。事件に遭遇した同警部は、カウチ容疑者をショッピング・モール内で追い詰めた。警部は立ち向かってきた容疑者に発砲した。心臓蘇生措置を施したが、容疑者は現場で死亡した。

 同容疑者は6人を刺殺し、少なくとも12人に重軽傷を追わせた。クイーンズランド出身で、精神疾患の罹患歴があり、約1カ月前にニューサウスウェールズ州に移動していたことが分かっている。

 ウェブ警視総監は「彼女(スコット警部)は現在、プライバシーを求めて、家族と時間を過ごしていることを理解してほしい。手続きの一環として今週、彼女を正式に事情聴取する。その前に時間を取ってもらっている」と述べた。

 容疑者を無力化したスコット警部の行動については、アンソニー・アルバニージー首相やニューサウスウェールズ州のクリス・ミンズ州首相らが称賛。犠牲の拡大を防いだとして、英雄視する動きが広がっている。

■ソース

Live updates: Bondi attacker ‘focused on women and avoided the men’, police commissioner says(ABC News)

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